くらし 一人一人が備えてこ! 防災UP!鳥羽 Vol.146

津波の特性を理解し、安全に避難しよう地震発生後に迫る津波から命を守るには、津波が届かない高い場所や遠い場所に一刻も早く避難する必要があります。そのためには津波の特性を理解し、「自分の命は自分で守る」ことを意識しましょう。

■小さな揺れでも津波は来る
地震の揺れがそれほどでなくても、津波が押し寄せたケースはあります。津波の危険がある地域では小さな揺れでも「まずは避難する」ことを意識して行動しましょう。

■津波の速さは想像以上
津波のスピードは深い場所では速く、浅くなるにしたがって遅くなります。深海ではジェット機並み、海岸近くでも自動車並みのスピードで進みます。津波が見えてから走って逃げても、逃げ切れるものではありません。

■徒歩で避難する
地震発生時は、消防車などの緊急車両の通行を確保する必要があります。どうしても車を使わなければならない場合以外は、道路の渋滞を防ぐために徒歩で避難しましょう。

■率先避難者になる
東日本大震災から得られた教訓のひとつが「周囲に避難を呼びかけながら、自ら率先して避難する」ことの重要性でした。率先避難者は、自分の命を守ることだけでなく、懸命に避難する姿を示して周囲の人々の避難行動も促しました。

■津波フラッグを覚えよう
津波フラッグは津波警報等(大津波警報、津波警報、津波注意報)が発表されたことを知らせる旗で、長方形を四分割した赤と白の格子模様のデザインです。
津波警報等は、防災行政無線やテレビ、携帯電話などさまざまな手段で伝達されますが、令和2年6月から海水浴場などで「津波フラッグ」による視覚的伝達が行われています。「津波フラッグ」を用いることで、聴覚に障がいのあるかたや、波音や風で音が聞き取りにくい遊泳中のかたなどにも津波警報等の発表を知らせることができます。海水浴場や海岸付近で津波フラッグを見かけたら、速やかに避難してください。

問合せ:総務課防災危機管理室
【電話】25-1118