くらし とばびと活躍プロジェクト 「トバゴト」 Vol.36

■キーワード
#日常の延長線上で
#介護予防

介護予防の運動というと、体操教室や筋力トレーニングを思い浮かべるかたが多いかもしれません。しかし、もっと気軽に、暮らしの中で楽しみながら行える「運動の場」づくりが必要だと感じています。
そこで令和6年度から、旅館「扇芳閣」とカフェ「MUSEA」のご協力のもと、「温泉ついでに健康増進!」と題した取り組みを行っています。不定期開催ではありますが、今年7月には第4回を開催し、市内の60~80代を中心に18人が参加しました。今回は従来の筋力トレーニング(とばらんす運動)に加え、地域に根ざす旅館の5代目の案内で、一緒に館内を巡るウォーキングを新たに実施。地下から5階まで階段で移動し、リニューアルしたスイートルームやテラス、キッズスペースなどを見学しました。参加者からは「昔ここで宴会をしたなぁ」と懐かしむ声などもあがり、思い出話にも花が咲きました。館内を歩き、階段昇降を交えた移動は、まさに介護予防の時間そのもの。運動後には温泉やカフェドリンクで一息つき、日常の延長線上にある身近な「ちょっと特別な時間」にもなりました。こうした場が、運動習慣づくりの大きなきっかけになると感じます。今後もこうした取り組みが広がり、買い物や食事、観光などほかの日常の場面と自然に結びついていけば、まち全体がもっと元気になるのかもしれません。
次はあなたも日常の「ついでに」一緒に体を動かしてみませんか?

問合せ:健康福祉課長寿介護係(生活支援コーディネーター 杉浦徹)
【電話】25-1186