くらし 鳥羽市が誇る四季折々の「鳥羽ざかな」を漁協さんがご紹介!9月旬の鳥羽ざかな vol.10

■サワラ
大きな口と鋭い歯を持つサワラは、イワシ類などの小魚を捕食しながら、全長1m以上にまで成長します。体高の低い流線形のフォルムが美しく、深く二股に分かれた尻びれは高速遊泳に適した形状をしています。その泳ぐ速さは驚異的で、一説には瞬間時速100kmにもなると言われています。
サワラの身は、ほんのりとした甘みと上品な味わいが特徴で、焼き物、揚げ物、煮付けなど、幅広い調理法でおいしく味わえます。サワラは釣りたてでも身が柔らかいため、鮮度が落ちていると誤解して生食を敬遠するかたもいますが、新鮮なサワラが手に入る鳥羽では、やはり刺身で味わうのがオススメです。特に、焼き目が香ばしく、奥深い旨味のある炙(あぶ)りは絶品です。
サワラは、漢字で「鰆」と表すとおり、一般的には春が旬の魚とされますが、鳥羽では秋から冬に脂が乗り、旬を迎えます。一年を通して水揚げはありますが、特にこの時期は格別の味わいです。中でもさまざまな厳しい基準をクリアしたものは、「答志島トロさわら」というブランド名を冠して出荷されます。全国トップクラスと言われるほど脂がたっぷり乗ったサワラのトロけるような味わいは、まさに感動レベルです。ぜひ鳥羽産のサワラを食べてみてください。日本一と称されるサワラがここ鳥羽で水揚げされるのは、市民としても誇らしいですね♡

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