くらし 災害に備える

地震や風水害などの自然災害の発生を止めることは、できません。
しかし、災害に備えることで被害を抑えることはできます。
避難する場所は、地震の場合と風水害の場合では異なります。迫る危険に応じた、地域の実情に適した避難場所を普段から確認しておいてください。

■危険を感じたらすぐ避難
避難指示などの自治体から発令される避難情報だけに頼るのではなく、情報を認識し危険を感じた場合は、自らの判断でも避難することが大切です。
なお、強い揺れを感じたときは、津波の恐れがありますので、最寄りの安全な高台に避難してください。

災害が起こる前に、生活圏の災害リスク、避難場所を事前に確認しておいてください。
▽熊野市ハザードマップ
市が作成した洪水、土砂災害、津波のハザードマップです。生活圏の危険エリアや避難場所を確認できます。
▽重ねるハザードマップ(国土地理院)
洪水・土砂災害・高潮・津波のリスク情報を地図に重ねて表示することができます。

■非常持出品の期限の確認
被災時でも最低限の生活ができるように、平時から非常持出品や食品などを備蓄しておくことが重要です。非常時に持出品の利用期限が過ぎていたという声も被災地では、よく聞かれます。この機会に、非常持出品の内容確認と食品の消費期限の確認をしてください。
また、普段から食品などを多めに用意しておき、定期的に消費し、使った分を買い足すことで、常に一定量の食品を家に備蓄しておくローリングストック法が効果的です。

■熊野市総合防災訓練を実施
南海トラフ地震の発生を想定し、メイン会場の紀和海洋センターでは避難所運営訓練を、海岸部各地区では津波避難・情報伝達訓練を実施します。
大規模地震発生時、避難所は被災者が暮らすだけでなく、救出救護や安否確認、物資配給など、地域の防災拠点としての役割を担います。発災直後には、地域住民による迅速な取組が必要となりますので、皆さんの積極的な参加をお待ちしています。
また、津波避難訓練は、サイレン放送でお知らせしますので、非常持出袋を持ち、近所の人に声を掛けながら、近くの高台へ避難してください。
日時:10月3日(金)午後9時30分~
場所:
熊野市紀和B and G海洋センター(メイン会場)
海岸部各地区(津波避難・情報伝達訓練)