- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県伊賀市
- 広報紙名 : 広報いが 2025年3月号
〜自分らしく生きるために、もしもの時のことを考えてみませんか〜
市では医療や福祉、介護の専門職の方々と連携して、ACPについて話し合いを始めました。
■ACP人生会議
皆さんには、なじみのない言葉かもしれませんので、ACPについて紹介します。
ACPは、日本では「人生会議」の愛称で呼ばれていますが、「私が大切にしていることは何か」「私はどう生きたいか」など、あなたの価値観や生き方、これからの過ごし方のほか、人生の最終段階に近づいてきた時の医療や介護のことなどを含めて、自ら考え、家族や大切な人、医療や介護の関係者と繰り返し話し合う過程のことをいいます。
そうした過程を重ねて、周囲の人と自分自身の想いや考えを共有することを大切にしている点がACPの特徴です。
元気な人や若い人でも、ある日突然交通事故に遭うかもしれませんし、重大な病気の宣告を受けるかもしれません。誰もが、いつ、〝もしも〞の時を迎えるかわかりません。
考えたくない、周囲の人と話し合いたくないという人がいるかもしれませんが、将来家族や周囲の人などが、あなたの希望に配慮した対応をしやすくなり、代わりに判断する時の悩みや負担を軽くすることができます。お正月やお盆など家族が集まる機会に話し合ってみませんか。
ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の詳細については、厚生労働省のホームページをご覧ください。
■伊賀医師会 清水会長
皆さん、こんにちは。私は、今期より伊賀医師会会長を務めておりますしみずハートクリニックの清水雄三です。
突然ですが、「もしものとき、あなたはどのように過ごしたいですか?」という問いに、皆さんはどのくらい考えたことがあるでしょうか?
人生会議(ACP…Advance Care Planning)は、自分らしい生き方や最期について、家族や信頼できる方々と話し合い、共有することを大切にする取り組みです。これからの人生を安心して過ごすための第一歩として、ぜひ「人生会議」を始めてみませんか?
市では、皆さんが気軽に人生会議について学び、話し合いのきっかけを得られるよう、情報提供やサポートを行っています。今月の広報には、人生会議を始めるためのヒントを掲載していますので、ぜひご覧ください。
あなたの想いを言葉にすることが、未来の安心につながります。
■ご意見・感想はこちら
「ACP」について、感想や意見など「感想フォーム」からお聞かせください。
3月31日(月)まで入力できます。
■エンディングノートについて
エンディングノートとは、最期まで自身の尊厳を守るために、自身が希望する生き方や今後の人生、医療、介護に関する意思決定などについて、家族や大切な人に伝えたい内容を記すノートのことです。自分の考えを書き残しておきませんか。
◇配布場所
・地域包括支援センター(東部サテライト・南部サテライトを含む。)
・健康推進課
・各支所(上野支所を除く。)
・各地区市民センター
※数に限りがありますので、なくなり次第終了します。
※市ホームページからもダウンロードできます。
問合せ:地域包括支援センター
【電話】26-1521【FAX】24-7511