子育て 度会町の自然をいかした体験学習
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- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県度会町
- 広報紙名 : 広報わたらい 2025(令和7)年6月号
■初!町内4校合同開催
参加した子どもたち
度会小学校3年生:64人
度会中学校2年生:70人
南伊勢高校度会校舎1年生:35人
度会特別支援学校の児童・生徒:3人
計:172人
■茶摘みを通して交流
5月7日、度会小学校、度会中学校、南伊勢高校、度会特別支援学校の子どもたちが、町茶業組合長の中森大(まさる)さん(大久保)が管理する茶園で、新茶の手摘みを体験しました。
この体験学習は、茶摘みを通じて町の特産物を知り、愛郷心を育むことを目的として、町茶業組合の協力を得て行われている取り組みです。
今回は、小中高校と特別支援学校の交流を兼ねて、初の4校合同で開催。子どもたちは、摘み方を教わったあと、やわらかい新芽を一つ一つていねいに摘み取りました。
「上の方行ってみよ」「こけやんといてな」などと声をかけ合いながら、茶畑を和気あいあいと歩き回り、思い思いに茶摘み体験を楽しんでいました。
収穫した約25kgの新芽は、製茶加工して各校に届けられるほか、関西茶品評会に出品される予定です。
■昔ながらの手植えを実施
5月12日、度会小学校5年生57人が町の米農家「おんじ屋」が管理する上久具地内の水田で、手作業での田植えを体験しました。
この体験学習は、地域の農業や食の大切さを学ぶことを目的に、23年前から行われている取り組みです。
半数以上の児童が初めての田植え体験。ワクワクしながらも恐る恐る水田に足を踏み入れると、「つめたい!」「ぬるぬるする!」とあぜの周りには大きな歓声が響いていました。おんじ屋の陰地伸哉(しんや)さん(棚橋)指導のもと、水田の両端に渡されたロープを目印に、児童たちは一株ずつていねいに苗を植えていきました。中には足を取られて泥だらけになる児童も…。
そんな時には友達に助けられたり、周囲の友達と笑い合ったりと、絆が深まる一日となりました。
今後は、稲の生育についての学習や観察、稲刈りなどを行い、米作り全体の流れを総合的に学ぶ予定です。
■他にもたくさん!町の体験学習の一部を紹介します
○春
・エンドウ収穫(長原保育所)本紙P4で紹介
・じゃがいも収穫(棚橋保育所)
○夏
・木育(町内保育所)
・ブルーベリー収穫(中之郷保育所)
○秋
・稲刈り(小学校)
・サツマイモ収穫(町内保育所)
○冬
・木育(小・中学校)
※写真(本紙参照)は昨年の様子です。都合により開催場所などが変更となる場合があります。