- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県度会町
- 広報紙名 : 広報わたらい 2025(令和7)年7月号
地域おこし協力隊が今日も元気に奮闘中!
町の魅力をPRしたり、新しい一面を発見したりする様子をご紹介します。
■活動報告! 木崎高志
町の特産品であるブルーベリー畑を訪問!
今回は、町の特産品であるブルーベリー畑を初めて訪れたときのお話をご紹介します。お話を伺ったのは、栗原地内で約15年前からブルーベリーを栽培されている小野榮士さんです。
栽培を始めたきっかけは、「度会町の特産品をつくろう」という動きと、増え続ける耕作放棄地を何とかしたいという思いからでした。小野さんは、愛知や静岡などの先進地で学び、現在は約10種類の品種を育てています。
苦労していることについて「シカやハクビシンなどの動物や虫の対策が大変だけど、鳥には好きなだけ食べてもらって、それ以上に作ればいい」と笑いながら話してくれました。収穫時期が限られているので負担は大きいですが、冷凍保存できるのが助かっているそうです。それでも続けられているのは、「摘み取り体験に来た子どもたちの笑顔や、保護者の人から『体験させてくれてありがとう』と声をかけてもらえることがやりがいです」と語ってくれました。
小野さんのブルーベリーは、宮リバー度会パーク内の「いらっ茶いわたらい」でも購入できます。「加工用に使ってもらえたらうれしい」とも話されていたので、興味のある人はぜひ声をかけてみてください。
お話を聞いて、農業経験者には「あるあるな話」でも、私たち未経験者には新鮮でとてもおもしろかったです。また同時に、農業を続けるには多くの課題があることにも気づかされました。
ブルーベリーの収穫期は7月。旬ならではのおいしさを味わえるのが楽しみです。