くらし ハイ!消費生活相談員です No.301

■情報に惑わされないで!ネット通販では「最終確認画面」をよく確認しましょう
SNS上で「メディアも大注目」「いつでも解約OK」などのメッセージを見掛けたことはありませんか。
これらは、とりわけ大きな文字と目立つ色で、場合によっては点滅して表示されます。そのため、大事な情報(定期購入か否か、キャンセルの条件など)に注意が向けられず、表示されていても認識されないこともあります。

◇事例1
お試しのつもりでダイエットサプリを購入したが、定期購入になっていた。

◇事例2
代引き配達で受け取った品を返品したいが、送料の他に手数料が掛かることが分かった。

◇アドバイス
注意を引くメッセージだけを見るのではなく、注文する前に、販売サイトに関する情報(特定商取引法に基づく表記※1)や、最終確認画面※2の表示をよく確認するようにしましょう。
※1 事業者が商品やサービスを販売する際に、消費者に対して開示しなければならない情報を、分かりやすくまとめたもの。販売サイト内に業者名、代表者名、所在地、電話番号、返品規定などが記載されている
※2 インターネット通販で、申し込みの最終確定ボタンをクリックする前に、契約の内容の確認や訂正ができる画面のこと
広告の内容や最終確認画面などは、スクリーンショットで保存しておきましょう。
(参考資料:月刊情報誌「国民生活」2024年11月号「SNS上の疑わしい情報に惑わされないための心理学」、国民生活センター2024年3月12日公表【10代、20代も注意!】お試しネット通販トラブルより)

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