- 発行日 :
- 自治体名 : 滋賀県草津市
- 広報紙名 : 広報くさつ 令和7年8月号
■今から考えておきたい「デジタル終活」
スマホやパソコンなどが普及した現代社会ならではの遺品として、デジタル遺品があります。遺された家族が困らないようにしておきましょう。
◇事例1
亡くなった夫が利用していたコード決済アプリの残高があるのだが、スマホのロック解除ができず、手続きができない。
◇事例2
弟が突然亡くなった。生前、ネット銀行口座を開設していると聞いていたのだが、契約先がどこかも分からない。
◇事例3
亡くなった母が音楽聞き放題サービスを契約していた。IDとパスワードが分からないため解約できず、いつまでも請求が続く。
◇アドバイス
スマホのパスワードは第三者に知られないよう管理することが重要です。しかし万が一の際には、遺族がロック解除できないと、どのような契約があるのか詳細が分かりません。
(1)パスワードを書いた紙(簡単に見られないよう修正テープでマスキングしておく)を保管しておきましょう。
(2)自分が亡くなった後、スマホのアカウントにアクセスできる人を指名できるサービス(Apple、Google提供)があります。利用を検討してみましょう。
(3)ネット上の資産やサブスクリプション※契約は、サービス名、ID、パスワードをエンディングノートなどに整理しておきましょう。
※定められた料金を定期的に支払うことで、一定期間、商品やサービスを利用できるサービス
(参照:国民生活センター注目情報より)
問合せ:消費生活センター(1階)
【電話】561-2353
相談時間:9:00〜16:30