くらし Act Locally

環境学習都市宣言のまち~第3次環境基本計画5つのテーマから~
第3次環境基本計画のテーマに沿ったさまざまな環境活動を紹介するシリーズです
環境学習を通して共に学び・考え・行動し、豊かな地球環境を守り、未来へつなぐ

■自然と共生するまち
ゲンジボタルの棲(す)める市街地の水辺をめざして

◆自治会や住民の手で進める環境保全
飼育・放流から「自生」へ一歩前進

ゲンジボタルは環境のバロメーターといわれます。
本市が「ほたるのまち」を目指した理由は、かつてホタルが乱舞した美しい風景と、ホタルの棲める環境を取り戻すためです。
市在住だった南喜市郎(みなみきいちろう)さんから始まったホタルの飼育と研究。難しい飼育技術を受け継ぎ、終齢幼虫の放流をしていましたが、成長したホタルが命をつなぎ、市内の水辺に自生・定着している可能性が出てきました。

ほたるの森資料館の指定管理者である認定NPO法人びわこ豊穣の郷は「ゲンジボタルが乱舞する故郷の再現」を目標にしています。
NPOや市民がホタルを飼育し、幼虫を放流。市はホタルを保護するための条例を施行するなど、産官民が力を合わせてホタルの再生に取り組んできました。
長く続けてきた取り組みを一歩進めて、昨年度からは、ホタルの放流を減らして「ホタルの自生調査」を始めています。

もうすぐホタルが飛翔する季節です。ホタルの小さな光には、大きな夢とロマンがあります。
研究者によると、市内で飛翔するゲンジボタルは、絶滅したとさえささやかれた、かつてのモリヤマボタルのDNAを受け継ぐ子孫だそうです。
自治会や住民の力で取り戻したホタルの棲める環境。自生の可能性がある水辺は、まだ少ないですが、これからも環境保全とホタルの保護活動に協力してください。

問合せ:環境政策課
【電話】584-4691【FAX】584-4818

■環境学習 イベント情報
▽世界を良くする小さな電子部品のひみつ~村田製作所の環境学習~
日時:5月17日(土)午前10時~11時
場所:もりやまエコパーク交流拠点施設 環境学習室、工作室
内容:環境にやさしいものづくりと、電子機器に欠かせない小さな働きもの「コンデンサ」について学びます。ムラタセイサク君も登場します。
講師:村田製作所社員
対象:小学4年~中学生
定員:30人
持参:筆記用具
申込み:5月14日(水)までに右記申込フォームへ。
※詳しくは本紙をご覧ください。

問合せ:環境政策課
【電話】584-4691【FAX】584-4818