- 発行日 :
- 自治体名 : 滋賀県守山市
- 広報紙名 : 広報もりやま 令和7年10月15日号
開館40周年の節目をもって改修される、守山市民ホール。
今回は、市民に長年親しまれてきた文化・芸術の拠点の今と、スタッフの思いを取材しました。また、この夏開催された音楽イベントのリハーサルと、プロデューサー兼マリンバ奏者の宮本妥子さんへのインタビューをしました。
市民ホールは昭和61年にオープンしました。優れた音響設備を備えたホールとして、近畿圏でも注目されています。オーケストラ、ミュージカル、歌手など国内外の著名人の公演が催され、市民をはじめ多くの観衆が本物の文化・芸術にふれてきました。ラ・フォル・ジュルネのプレイベントとして平成24年に始まり、市独自に進化してきた「ルシオールアートキッズフェスティバル」のメイン会場にもなっています。
生涯学習の場となる中央公民館としても平成26年度まで機能し、さまざまな教室や講座で市民による文化の学びや交流、発表の場としても長年親しまれてきました。
国内外から著名な芸術家を招くにあたっても、練習や発表などで市民が貸館利用するにあたっても、ホールのスタッフは常に「利用者のために」「市民のために」と考えながら奮闘してきました。40周年の節目で改修工事に入る前に、守山の文化・芸術の拠点として、市民に愛されてきたホールの歴史やスタッフたちの現在を読者に届けるため、ジュニアリポーターたちが「ミュージックアドベンチャー」のリハーサル、「ほたる寄席」の高座準備など、さまざまな体験をしました。
モリヤマジュニアリポーターは守山の魅力について、テーマの検討から現地でのインタビュー、写真撮影、執筆まで行い、小学生リポーター独自の目線で紹介するコーナーです。
■市民ホールの役割
清水 聡真(しみずそうま)
市民ホールを取材しました。大ホールではコンサートやお芝居が行われ、小ホールや工芸室は市民の人たちが発表などに利用しています。スタッフの人たちは音やあかりを調整し、安全に気持ちよく楽しめるように工夫していました。
館内には展示や会議のための部屋もあり、世代を問わず文化・芸術を楽しむために利用できます。市民ホールはたくさんの市民が学びや交流をする大切な場所。これからも多くの人に親しんでほしいです。
■市民ホールの改修工事について
奥野 絢心(おくやまあやみ)
市民ホールは、文化・芸術にふれる場として多くの人に親しまれています。しかし、今年40周年を迎えるため施設や設備は古くなってきています。そのため2027年~2029年に一時閉館して改修工事をします。最新機器を取り入れ、しょう害のある人などだれもが見やすい座席などにするそうです。
館長の小森さんは「すべて最新の機器にするので、使い方を一から覚えないといけないから大変だけど楽しみです」と話していました。
■市民ホールのスタッフについて
内田(うちだ)げんた
市民ホールには、いろいろな人たちがいます。例えば、舞台の照明や音は、それぞれ専門のスタッフさんが操作しているのだそうです。そしてその人たちに指示するのが舞台監督さんです。他にも、市民ホールをきれいにしてくれる清掃員さんがいます。
館長の小森さんは「いろいろなスタッフさんといっしょに市民ホールを支えています。だから市民に愛されるホールになっています」と話していました。
■宮本妥子さんにとっての音楽
永井 里佳(ながいりか)
大ホールでリハーサルをしていた宮本妥子さんは、打楽器奏者です。
宮本さんにとって音楽とは何か聞いてみました。自分の気持ちを伝えるためのものだそうです。宮本さんは言葉で気持ちを伝えるのが苦手だそうです。でも音でなら伝えられる。伝えたいことを胸に演奏しているそうです。
リハーサルを少し鑑賞しましたが、宮本さんの演奏する舞台はとても迫力があるのにどこか優しい印象でした。宮本さんの気持ちがにじみでていた演奏でした。
