くらし まちのたから発見

◆約20年間続くイルミネーション点灯
井上逸多(いのうえとしかず)さん(西大路1区)
今回は、井上逸多さん(西大路1区)にお話を伺いました。井上さんは、毎年12月に自宅の家屋(かおく)庭やで見事なイルミネーションを点灯されており、トナカイやパンダなどの動物やアニメキャラクターの置物、美しく輝くカラフルな電飾(でんしょく)で見る人を楽しませています。

◇始めたきっかけ
自宅でのイルミネーションは、お孫さんを楽しませたいという思いから始まりました。始めてから年々置物や装飾を増やしていき、中には当時お孫さんが好きだったキャラクターのものやお孫さんにねだられて購入したものもあるそうです。

◇毎年楽しんでもらうために
電飾は、触れると壊れやすく、置物の中で電線が切れることがあるそうです。井上さんは、自分で置物を解体し、中の電線を新しいものに交換して使い続けておられます。家の玄関では、ハワイで50年前に購入したというサンタクロースの光る置物が迎えてくれ、井上さんが物を大切に扱い、長く愛用されていることがよくわかりました。
また、配置は毎年変えているそうで、「ライトをつけただけでは思うような空間に仕上がらず、明るさのバランスや光の色合いを考えて配置することが大切。頭も使います」と話されていました。

◇イルミネーションで生まれるつながり
近所の子どもたちはもちろん、毎年町内外から多くの方が観覧に来るため、人とのつながりが広がったそうです。井上さんは「イルミネーションを見た人から外出先で声をかけられることも増え、うれしく思っています。楽しみにしてくれている人たちのために、来年以降も続けていきます。ぜひ見に来てください」と笑顔で話されました。

※井上さんが心を込めて設置されているイルミネーションです。壊れやすいので置物や電飾には触らないようにお願いします。