くらし 皆さまとつくるこれからの京都(1)

■新年のごあいさつ~京都のまちを未来につなぐ~
あけましておめでとうございます。新たな年の始まりに、皆さまのご多幸をお祈りいたします。
市長就任から、間もなく1年が経とうとしています。この間、「市民対話会議」を開催し、さまざまな立場の皆さまとの対話を通して、京都の課題と大きな可能性を感じています。
昨年は、喫緊の課題である人口流出を抑制するため、若者・子育て世帯の定住を促進する「京都安心すまい応援金」の創設や観光混雑対策として全国初の「観光特急バス」の運行開始など、今後のまちづくりの芽出しとなる事業を展開しました。
さらには、京都の本質的な価値や強みを継承・発展し、2027年度までに取り組む政策などをまとめた「新京都戦略(骨子)」を作成しました。
今年の干支は乙巳(きのとみ)です。努力を重ねながら物事を安定させていく意味が込められています。これまでの取り組みの芽吹きを大きく育てていくため、新京都戦略に基づき、多彩な人々が集い、誰もが個性を生かして活躍できる、すべての人々に「居場所」と「出番」のある社会の実現に全力で取り組んでまいります。
現在、市のまちの未来像となる「長期ビジョン」の策定も進めています。これからの時代を担う若者や、京都で働き、学び、憩う多様な市民の皆さまに「自分ごと」として京都の未来を考えていただき、多くの声をつないで未来を構想してまいります。
京都市長 松井 孝治