くらし 《特集》緑と農に親しむ公園「タナクロ」京田辺クロスパークが誕生(1)

田辺中学校南側に広がる田辺公園新エリア「京田辺クロスパーク(タナクロ)」がいよいよグランドオープンします。

■本市初のPark-PFIを導入
同公園の整備・管理には、民間資金とノウハウを活用するPark-PFI(※)を本市で初めて導入しています。

■障がいのある人が参画
障がいのある人が、公園の管理・運営に参画し、将来の社会的自立に向けた就労訓練の仕組みをつくるため、Park-PFI事業者と市内の就労支援事業所をつなぐ調整機関として「(一社)京田辺みんなの働くプロジェクト」を設立し、互いに連携を図りながら取り組みます。
障がいのある人が公園の清掃や除草など単純作業に携わる事例は他でもありますが、管理・運営にまで関わる上、複数の就労支援事業所が連携して活動する事例は珍しく、先例モデルとして全国から注目されています。

※〔Park-PFI〕公園施設の整備・運営を公募により選定した民間企業が一体的に行う制度。タナクロでは、東レ建設グループ(東レ建設(株)・京阪園芸(株)・東洋コミュニティサービス(株))がその役目を担います。

■タナクロ
開園時間:午前9時~午後5時
休園日:毎週水曜日(祝日の場合は翌日が休園)

申込・問合せ先:京田辺クロスパーク管理事務所
【電話】29-9124【FAX】29-9125
【E-mail】[email protected]

◆名称やロゴに込められた意味
◇名称
公園のコンセプトである「こどもから高齢者まで、全ての市民が緑や農にふれあいながら交流(クロス)する」をイメージしています。全国から寄せられた148件のアイデアの中から、たなフェス来場者の投票や愛称選定委員会による選考を経て決まりました。

◇ロゴ
タナクロの農体験施設であるビニールハウスをモチーフに、日本の伝統色で四季を表現するとともに、京都らしい品性を持ちながらも活動的でポップな印象を作り上げています。

◆タナクロのコンセプト
「農福連携をテーマに、緑と農に親しむ公園」
・こどもから高齢者、障がいのある人など全ての市民が交流する緑の拠点づくりを目指します。
・来園者が、土や緑にふれあう体験や環境学習のできる公園を目指します。
・公園の管理や運営に障がいのある人が関わることで、将来の社会的自立に向けた就労訓練・支援の場として活用します。

有料施設の詳細は本紙の二次元コードから
・インスタ
・市ホームページ

■タナクロマップを作るワークショップ 16人のこどもが参加
1月18日、タナクロマップを作るワークショップに小・中学生16人が参加しました。オープン前の園内をくまなく歩いて見学した後、協力学生団体「ワンダーチョイスプロジェクト」が進行役となり、気付きやアイデアを出し合ってマップを作成しました。完成したマップは、今後、全小・中学校の児童に配布する予定です。

◇〔STEP 1〕見学・体験
・管理スタッフが常駐しているので安心。ここで施設の利用申し込みができるよ(管理棟)
・手押しポンプで水が出せるよ(砂場付近)
・タナクロスタッフが砂で作った巨大な顔(ちいさな砂場)
・キッズスペースや自由に絵が描ける黒板があるよ(産直市場棟)

◇〔STEP 2〕気付きやしたいことを共有
・「見聞きしたこと」「こんなことしたい」などの意見をいっぱい書き出し
・みんなの前で「こんなことしたい」を発表!
~主な意見~
タケノコ掘り
竹でブランコ作り
竹馬レース
ターザンロープ
竹で流しそうめん
サツマイモ掘り
砂場で大きい城作り
七夕飾りやイルミネーション

◇〔STEP 3〕マップ作り
・クレヨンでタナクロマップを描いたよ

■3月15日(土)グランドオープン
時間:正午から(午前は来賓によるテープカットなどの式典)
内容(出演):
・産直市場・キッチンカー・収穫体験(有料)
・青空ステージ(田辺中学校吹奏楽部・KDSCラブリーエンジェルス・京都文教中学校・高等学校ダンス部・(社福)たんぽぽによるジェンベ演奏)
・砂遊び(同志社女子大学現代社会学部特任教授の笠間浩幸さん)。
詳しくは、市ホームページを確認してください。