くらし ご冥福をお祈りします 名誉市民の山下壽一さんが逝去

今日の京田辺玉露の産地名声に多大な貢献をされた名誉市民の山下壽一さんが2月16日、90歳で逝去されました。謹んでご冥福をお祈りします。
昭和9年、綴喜郡普賢寺村(現 普賢寺)で出生した山下さんは、手揉み製法を継承し、伝統技術と機械技術を調和した製茶法を確立。独自の栽培方法で、より高品質な玉露づくりに積極的に取り組み、高級玉露の生産技術を確立したほか、地域全体の品質向上に尽力され、全国・関西茶品評会おいては農林水産大臣賞を延べ17回受賞しました。
加えて、全国の茶産地に栽培や製法の技術を指導するなど、地域農業の振興発展と後継者の育成にも寄与されました。
また、農業振興地域整備促進協議会委員や農業委員会委員、国民健康保険運営協議会委員、公民館運営審議会委員を歴任し、農業分野以外でも幅広く本市のまちづくりに貢献いただきました。

■主な受賞歴
平成元年、京都府優秀技能者表彰を受賞
平成2年、卓越した技能者の労働大臣表彰「現代の名工」を受賞
平成7年、勲六等瑞宝章を受章
平成9年、京田辺市自治功労者として顕彰
平成14年、京田辺市名誉市民として顕彰