くらし 淀川消防署が50周年を迎えます!
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- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府大阪市淀川区
- 広報紙名 : よどマガ! 令和7年9月号
1975年に開署してから50周年を迎える淀川消防署。消防署の職員は、地域のみなさんの安全を守るために、これまでも現在も、日々活動しています。ですが、実際にどのような1日を過ごしているか知らない方も多いのではないでしょうか。その活動の様子をのぞいてみましょう!
■淀川消防署の1日をご紹介します!
◇朝
9:00〜 点呼
交代する職員に申し送り後、点呼、事務連絡、体操。
9:30〜 点検・訓練
消火隊、救助隊、救急隊それぞれが自身の現場服を素早く着装し車両に乗り込む出場訓練、車両や資器材に不備がないかを点検。点検が終われば、想定訓練などを行います。
◇昼
14:00〜 訓練
・消火隊
放水、資器材取扱など
・救助隊
要救助者救出、テロ・水難事故等の専門的現場での活動など
・救急隊
胸骨圧迫や静脈路確保等の技術向上など
◇夜から交代まで
夕食後は、それぞれ各種届出事務処理、自己研鑽、消防署にあるトレーニングルームで体力練成などを行います。
仮眠時間は23:00から翌朝の6:00。しかし、119番通報があれば仮眠中でももちろん現場に駆けつけるので、睡眠時間がほとんど取れない日も。
6:00に仮眠時間終了後、朝食、事務処理の続き、消防署内の清掃、車両の給油や整備を行い、9:00の交代を待ちます。
■消防署を支える頼もしい道具たち
◆消防車
大阪市の消防車は、小型タンク車(通称ST)を使用しています。小型の車で、水が入ったタンクが付いているので、狭い道路の先にある家や建物で火事が起きても、すぐに駆けつけて放水することができます。
・タンクには800ℓの水(ご家庭の浴槽約4つ分)を積載しています。
・約10本のホースを搭載したホースカー、高い場所へ侵入するための折りたたみはしご、火災現場の建物の壁や天井を壊すためのとび口等、様々な場面に適応できる資器材を積載しています。
◇ガンタイプノズル
水を出すためにホースに接続するノズル。
放水する水の量や形状を調節できます。重さは約2kg。
↓接続
◇ホース
長さ20mのホース。状況に応じて、太さ65mm(左)と太さ40mm(右)のホースを使い分けます。重さは左の65mmホースが約8kg、右の40mmホースが約6.5kg。
◆消火隊の装備
消火隊の装備は、基本的な装備だけで約20kgの重さがあります。
実際は装備に加えて、ホースやガンタイプノズル等の資器材を持って現場に向かいます。
◇ヘルメット
『しころ』という、首や後頭部を熱から守るための布がついています。
◇防火靴
足裏に釘などの踏抜き防止板、つま先に落下物や衝撃から保護する先芯が入っています。足場の悪い現場でも隊員の足を守ってくれます。
◇防火衣
耐炎耐熱性、透湿防水性に優れ、血液や体液を媒介とする感染症からも隊員を守る役割があります。
◇空気呼吸器
『面体』というマスクを装着することで空気が供給されます。これにより酸欠の場所や有毒ガスが充満した場所でも活動することができます。
「開署50周年を迎えることができました。これまで支えていただいた地域のみなさまに厚く御礼申し上げます。これから先も地域に愛される消防署を目指してまいります。」
淀川消防署長 中道祐好
■消防署開放デーを実施します!
日時:11月1日(土)10:00〜13:30
場所:淀川消防署(淀川区木川東4-10-12)
内容:新北野中学校の吹奏楽部によるオープニングセレモニー、起震車での地震体験、消防車乗車体験、防火衣着装体験、胸骨圧迫体験、バッテリーカー体験、救助訓練展示など
問合せ:淀川消防署
【電話】6308-0119