くらし 令和7年度の主な事業 「安心感をもって暮らすことができるまちづくり」をめざして(1)

[1]みんなが互いに繋がり、理解し、共感しあうことで新たな刺激が生まれるまち
■大阪・関西万博yearにおける各種取り組み
今年は、大阪・関西万博の会場で「IZUMIOTSU WELL-BEING EXPO2 025」を開催し、「官民連携」「市民共創」による全国共通の社会課題を解決する先導的な「未来のモデル」を披露します。
また、大阪・関西万博の理念や目的の実現に資するイベント「泉大津まちなか万博」を開催します。さらに、大阪・関西万博の開催を契機に、市民とともに植樹活動を通して緑化を推進します。

[2]主体的に学び、生涯にわたって学びの環境を自由に選ぶことで成長し続けるまち
■食を通じた児童生徒の健やかな体づくり
2学期から中学校でも自校調理方式による給食に切り替えることで、給食の質向上とともに調理員との交流を通じて食への感謝を育み、学校と連携した食育を一層強化します。
また、2学期の給食開始時期を早め、給食回数を増やすことで、保護者の負担軽減と児童生徒の健康増進を図ります。

■安全・安心で快適な学習環境の提供
楠小学校では、安全・安心で快適な学習環境を提供し、地域とともにある学校づくりに向け、長寿命化改良工事と地域交流ゾーンの整備を行います。
また、英語教育を強化するため、令和7年9月から全小中学校に1人以上の外国語指導助手(ALT)を配置します。

[3]みんなが生き生きと、心豊かに健やかに暮らせるまち
■すべての第3子以降の保育料を全額無償化
子育て世帯の負担軽減のため、本市独自の多子減免制度を拡充し、第2子の保育料を半額、第3子以降を全額無償とします。また、令和8年度に民間認定こども園2園を開園し、特色ある教育・保育環境を整えます。
さらに、令和7年度から周産期小児医療センターで病児保育を開始し、保護者の子育てと就労の両立を支援します。

■「未病予防対策先進都市」をめざして、未病予防健診の実施や健康と食の施策を展開
病気になる前の段階の未病状態を早期に把握し、健康づくりに取り組むことができるよう、従来の健(検)診に腸内環境検査や女性の更年期対策に着目したエクオール検査を追加した独自の健診である「泉大津版未病予防健診」を開始します。
また、市民の健康増進と「食を選ぶ力・作る力・食べる力」の育成をめざし、全国の農業連携先自治体との協力関係を深化させ、食育の推進や子どもの農業体験機会を拡大します。また、「食と農」を通じた関係・交流人口の増加による地域活性化をめざします。

■高齢者が安心して健やかに暮らせるまちをめざして
高齢者の将来に対する心配などを軽減するため、人生の終わりに向けた準備(終活)についての相談窓口を設置します。さらに、ひとり暮らしで葬儀などを行う身寄りがなく、生活にゆとりのない高齢者を対象に、生前に葬儀などの手続きを葬祭事業者と契約することに市が寄り添う「エンディングサポート事業」に取り組みます。

■本市の医療体制について
令和6年12月に泉大津急性期メディカルセンターが開院し、市立病院は市立周産期小児医療センターに衣替えを行い、新たな医療体制がスタートしました。救急受入体制を充実・強化し、大規模災害や新興感染症発生時にも対応できる体制を整え、市民に頼りにされる医療を提供します。