文化 おおつ物語

■上條小学校の歴史(1)~学校のはじまり~
上條小学校は、令和7(2025)年5月に開校150年を迎えます。
上條小学校の前身は、明治5(1872)年に郷学校(ごうがっこう)(現在の穴師小学校)の出張所として、40人の子どもに対し習字を教えたことに始まります。その後、明治8(1875)年に助松村の蓮正寺の本堂を借りて「助松小学」が創立。ここから小学校としての歴史がスタートしました。
このころの小学校は上等(じょうとう)、下等(かとう)に分かれ、それぞれ8級から1級まで、半年に1級ずつ進む仕組みでしたが、助松小学には下等のみが設置され、修業年限4年でした。入学する年齢は一定ではなく、異なる年齢の子どもが同じ教室で学んでいました。
明治12(1879)年には、助松村の共有地に平屋建ての校舎が新築され、助松村・森村の子どもが通い、さらに翌年からは千原・尾井千原村の子どもも通うようになり、助松地区から始まった小学校は、上條地区全体の子どもたちの学びを支える重要な存在となっていきました。

問合せ:生涯学習課