くらし 民生委員児童委員 地域の身近な相談役

地域福祉向上のためボランティア活動をしている民生委員児童委員をご存じですか?どんな人が携わっていて、どんな活動をしているのか、お話を聞きました。
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・教えてくれた人
民生委員児童委員 宮脇智幸さん
9年前から現職。他にも、地域の祭りや子ども食堂など地域活性化の取り組みにも携わる

■どんな活動をしているの?
例えば日頃の見守り活動として、1人暮らしの高齢者を中心に定期的にお宅を訪問しています。訪問時には特殊詐欺の注意喚起や地域行事のお知らせなどの情報をお伝えし、気軽に会話ができるように心掛けています。その中で生活上の悩みや心配事などの相談があれば、専門機関を紹介したり、直接連絡を取ったりして、困り事の解決に向けたお手伝いをしています。
私も同じ地域で暮らす住民の1人ですので、地域と市役所などの専門機関との「つなぎ役」という意識で活動しています(本紙右下図)。

▽概要
・身分…厚生労働大臣と市長から委嘱された特別職の地方公務員です
・報酬…ボランティア活動のため報酬はありません
・任期…3年。再任も可能です。市内で約500人が活動しています

▽活動のイメージ
※詳しくは本紙をご覧ください。

■活動の魅力はどんなところ?
活動を通して、たくさんの人と知り合うことができますし、さまざまな知識を得ることもできます。地域の人とのつながりや生活上の知識は、将来自分が見守られる側となったときのことを考えると非常に大事なので、民生委員児童委員の活動そのものが、自分のためにもなると感じています。
また、自分の暮らす地域に、気軽に相談ができる人がいるのは心強いことです。地域の人からそう思ってもらえるよう、また同じような思いを持つ仲間を増やしていけるよう、日々活動に励んでいます。

・1人暮らしの高齢者宅へ見守り訪問をする宮脇さん。住民は「何でも宮脇さんに相談できて安心。いつも頼りにしています」と話します

◆生活上の不安や心配事を抱える人へ 1人で悩まずご相談ください
日頃の生活の中で不安に感じるとき、子育てや介護に心配事があるときなど、相談先が分からず悩んでいることがあれば、民生委員児童委員にご相談ください。守秘義務があるので安心して相談できます。なお、お住まいの地域を担当する民生委員児童委員を知りたいときは地域共生社会推進室へお問い合わせください。

▽相談例
・1人暮らしで何かあったときに不安
・介護が必要になってきたがどうすれば良いか分からない
・子育てに悩んでいる
・生活上の困り事があるが相談先が分からない

問合せ:地域共生社会推進室
【電話】674-7162