- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府高槻市
- 広報紙名 : 広報たかつき(たかつきDAYS) 令和7年7月号 No.1448
■料金改定の内容が知りたい
支払いに影響が出るタイミングや、今後の値上げ幅についてご説明します。
◆令和10年3月まで緩和措置を実施
今年の10月から令和10年3月までの2年半の間、市は、値上げが段階的になるよう激変緩和措置を実施します。今年の10月からは従量料金を値上げし、その後2回に分けて基本料金を2分の1ずつ値上げします。
値上げのイメージです。激変緩和措置の期間は、物価高騰対策として、水道料金の一部を市が負担します
※1カ月当たり、税抜き。メーター口径30mm以上は市ホームページ(ID:005111)をご確認ください
◆「ご使用水量等のお知らせ」の確認を
新料金の支払い時期は、「ご使用水量等のお知らせ」で確認できます。お客様番号の1桁目が偶数なら10月検針・11月支払い、奇数なら11月検針・12月支払いから影響が出ます。
また、使用水量も記載されています。値上げがどのように影響するか、参考にしてください。
※詳しくは本紙をご覧ください。
○新料金の適用時期
新料金単価の適用は、今年の10/1以降の使用水量から。10/1をまたぐ期間については、使用日数に応じて新旧料金を日割りで計算します(下図)。
■もっと知りたい水道経営のこと
水道事業の経営状況や企業努力などについて、ご紹介します。
◆1,075km(市内の水道管の長さ)
市内の水道管の全長は約1,075km。これは高槻市から北海道札幌市までの距離に相当します。そのうち、法定耐用年数(※)を超過したものは約210km。今後20年で約580kmが法定耐用年数を超過する見込みです。
水道管の更新費用は1km当たり約2億円かかり、経費削減などの経営改善だけでは必要な費用を賄うことができない状況です。
(※)法定耐用年数…40年
※詳しくは本紙をご覧ください。
◆500万立方メートル(使用水量の減少量(20年前との比較))
人口減少やライフスタイルの変化により、水の使用量が年々減っています。20年前の年間使用水量と比較すると、約500万立方メートル(2リットルのペットボトル25億本分)減少しています。
水の使用量の減少に合わせて、水道料金収入も平成15年の62億円から令和5年には50億円と、12億円減少しています。
※詳しくは本紙をご覧ください。
◆132億円(水道料金を改定しない場合の不足額)
今回の料金改定額は、今後約10年間に行う耐震化工事などの費用を確保できるように決定しています。
水道料金を改定しない場合、令和17年度には資金が約132億円足りなくなる見通しです。
○見直し 経費削減にも努力
検針・開閉栓業務や運転監視業務の民間委託、システム導入など業務効率化による職員数の削減や、受水場や配水施設の統廃合、水道管のダウンサイジングなど、経費削減に努めています。
・職員数の削減…約30年間で半数以下に削減
平成4年…208人
令和6年…85人
・受水場や配水施設の統廃合…過剰な施設保有とならないように
平成6年…25施設
令和6年…17施設
・水道管のダウンサイジング…今後の使用水量の減少を考えながら
コストダウンを実現
問合せ:
水道部総務企画課【電話】674-7952
水道部給水収納課【電話】674-7906(水道料金のこと)