くらし 芥川コラム 摂津峡の地形と自然

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芥川は高槻市と亀岡市との境にある明神ケ岳を源流に淀川合流点まで高槻市域を南北に流れる約23.2kmの河川です。その源流域から原大橋までは、山間部を比較的急流で下り、原盆地に入り一旦流れは緩くなりますが、約3km下流からまた急流になり、山を削ってV字谷を作っています。そうしてできたのが摂津峡ですが、摂津峡下流部では東西に横たわる有馬―高槻構造線の活動で大地がせり上がり落差が大きい渓流となりました。
摂津峡公園もその影響でせり上がってできた場所です。塚脇橋から下条橋まで約2kmのハイキングコースではこれらの地形の変化を楽しむことができます。また、初夏にはカジカガエルの鳴き声が響きヤマガラなど野鳥も多く見られ、秋には赤く染まるイロハモミジ、クヌギやアベマキなどのドングリ拾いなど四季折々の自然を楽しむことができます。
あくあぴあ芥川最上階から北を眺めると、芥川城跡のある三好山が見え、その西側に摂津峡のV字谷が遠望できます。
(芥川倶楽部)