- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府岬町
- 広報紙名 : 広報岬だより 令和7年8月号
岬町地域おこし協力隊mossan(もっさん)が岬町で輝く人物や場所に出向いてインタビューさせてもらうページです。
■岬町観光協会会長 川端修(かわばたおさむ)さん
前会長から引き継いだ岬町への熱い想い
踏襲と挑戦を続ける二代目観光協会会長
─岬町観光協会ってどんなことをされている協会なんですか?
「岬町の観光に関わる事業をサポートしたり、集客に繋がるイベントを主催させていただいている協会です」
─川端さんは会長になられて今年で二年目だとお聞きしました
「そうなんです、前四至本会長が昨年突然他界されまして…昨年の5月から副会長の私が会長を引き継ぐ形となりました」
─そうだったのですね
「前会長はとてもパワフルで周りからも愛される方でした。そんな会長が今まで築き上げてくださった事業や企画をしっかりと引き継ぎながら、自分なりに考えて新しいことにも挑戦しています」
─新しいことというのはどんなことですか?
「まず淡路島観光協会へ表敬訪問しました。淡路島は観光にとても力を入れておりますし、3市にまたがる規模の協会なので観光に関するノウハウを多く学ばせていただける機会となりました」
─岬町と淡路島を繋ぐ〔深日洲本ライナー〕もありますし、淡路島とは関わり深い関係ですもんね。他にはどんなことを?
「〔大阪観光コンシェルジュ〕という宿泊施設の客室設置型の観光雑誌があるんですが、そこに岬町の特集ページを掲載しました」
─おお!それは宿泊客に岬町を知ってもらえる貴重な機会ができましたね!
「そうなんです、この雑誌は大阪を中心とした宿泊施設の約16000室に設置されており、月間で約40万人のお客様が読者になります。ですからこの雑誌で岬町を知ってもらい、一人でも多くの方がこの町に足を運んでくれるように願っております」
─楽しみですね。逆に観光に関しての課題なんかはありますかね?
「もっと岬町ならではの特産品があればいいなと思いますね」
─確かに、これは岬町でしか食べられない、買えないといったものがあると町の魅力も増しますよね
「そうなんです。そこで和歌山大学の観光学部さんに協力してもらって岬町の特産品を使った商品開発企画を現在進行中なんです。来年あたりにその商品を具現化できればいいなと考えております」
─そんな企画が水面下で行われていたとは!知らなかったです
「確かに我々の普段の動きって見えにくいですよね、ですので今年度から〔観光協会通信〕というものを年2回ほど発行し各区配布することにしたんです」
─観光協会通信!?
「ちょうど第一号がここにあります。春に行われたつつじ祭りや、商工会との共同で行った道の駅での餅つきイベントの様子などを掲載しています」
─本当だ。これなら岬町観光協会が普段どんなことをしているのかわかりやすい。ちなみに、川端さんが会長になられてから特に印象に残ってる出来事なんかありますか?
「昨年末のイルミネーションイベント〔みさきの光宴〕ですかね。2週間で2万人を超える来場者には正直驚きました、岬町の人口以上の人が訪れてくださったということになりますから」
─確かにそうなります
「ボランティアの方々の協力や、それこそmossanの作ってくれたPR動画のおかげもあっての集客だったと思いますが、それでも最終日は恐怖を感じるくらいの人の多さでびっくりしましたね」
─そんなにでしたか!?笑
「ええ。私は産まれも育ちもこの岬町ですが、昔を思い出す勢いでした」
─川端さんの記憶で勢いのあった頃の岬町ってどんなのだったんですか?
「昔は深日港から1日20便くらい淡路島へ大型フェリーが出航していたんですよ、それとは別に徳島行きの船なんかも出ておりました」
─1日20便!?すごい数!!
「多奈川線も今は2両編成ですが昔は3両編成でいつもぎゅうぎゅうの満員電車状態でしたよ」
─川端さん今日エイプリルフールじゃないですよ!?
「本当なんです(笑)あの頃とまでは行きませんが、この岬町に観光客や人口がもっと増えるよう、魅力的なまちづくりをこれから頑張っていきます」
─いや!あの頃を越えてやりましょうよ!川端さん本日はインタビューありがとうございました!
「こちらこそありがとうございました」
■インタビューを終えて…
会長になられてからは2年目の川端さんですが、前会長の想いを踏襲しつつ前のめりで色んなことに挑戦していくその姿勢に心を打たれました。岬町の最盛期を知る方だからこその熱い気持ちが観光事業に活かされているのだと感じました。
実はmossanも岬町観光協会の協力のもと今年2回ほどお笑いライブを開催させていただいております、ですから岬町観光協会には足を向けて寝られません。でも布団の配置を変えたら北枕になりました。なので今は戻して岬町観光協会に足を向けて寝ています!こればっかりはすいません!
問合せ:まちづくり交流館(多奈川谷川3400-6 多奈川駅徒歩1分)
【電話】080-4012-5482(まちづくり交流館直通)【E-mail】[email protected]