くらし 昔ながらの夏の風物詩が届ける涼

◆降り注ぐ緑の球体
土の玉にシダ植物のシノブを植え付けたつりしのぶは、江戸時代に家の軒下につるして涼を呼んだことが始まりです。現在、生産者は国内に2軒のみで、つりしのぶ園では、気温と湿度が平地より低くシノブが傷みにくい宝塚市北部で約55年前から栽培を始めました。3棟の栽培園で5、6年かけて育成した苗を玉に植え付け、約5,000個を1年以上育てて出荷します。サイズは直径が9cmから80cmのものまでさまざまです。鮮やかな緑が風に揺れる姿は風情があり、涼感を与えてくれます。
(つりしのぶ園園主 市原誠さん)

問合せ:つりしのぶ園
宝塚市境野字鳶ヶ巣30
【電話】0797-91-0223【FAX】0797-20-9288
※現地とオンラインショップで購入できます