子育て 特集「D・A・I・C・H・A・N」アクションプログラムで子どもの力を育てます!(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県相生市
- 広報紙名 : 広報あいおい 令和7年(2025年)10月号
第2次相生市教育振興基本計画「あいおいの教育わくわくプラン」のもと、子どもに身につけさせたい力を7つのキーワードに焦点化し、「ど根性大根の大ちゃん」をモデルに、教育の基本目標、基本方針、取組みを、「D・A・I・C・H・A・N」アクションプログラムとしてまとめました。幼小中学校の各段階において、教職員が共通認識をもち、夢の実現に向け粘り強く生き抜く力を育てるため、各中学校区や各学校の教育目標や独自の取組と関連付けながら、教育活動を展開しています。
■『教育立市(立志:子どもたちのなりたい自分の実現)』
「夢の実現に向け 粘り強く生き抜く力」を育てる
◆あいおいの教育わくわくプラン
「D・A・I・C・H・A・N」アクションプログラム
(D)DREAM…夢、志、向上心
(A)愛(きずな、ふれあい)…協調性、社会性、道徳性
(I)ICT…プログラミング能力、情報活用能力・リテラシー
(C)コミュニケーション力…言語能力、英語活用力など
(H)非認知能力…自己肯定感、チャレンジ精神忍耐力、回復力など
(A)相生愛…相生ふるさと意識
(N)認知能力…知識および技能、思考力・判断力・表現力
※非認知能力とは、学力検査では測定できない、数値化することが難しい力
○キーワードD〔夢を持つ体験活動〕
早い段階から夢を持ち、夢に向かって努力していくことは、変化の激しい社会において、子どもたちが直面するであろう様々な課題に柔軟かつたくましく対応できる「生きる力」を身につけ、社会的自立を促します。「トライやるウィーク」や、卒業生や保護者、地域で活動され活躍する方に、働く意義ややりがいなどについて話を聞く機会を設けるなどのキャリア教育の充実を図ります。
○キーワードC〔コミュニケーション力の伸長〕
自分の思いを言葉にして相手に伝えることは、人間関係を築く大事な力です。言語能力や英語活用力を鍛え、円滑にコミュニケーションが図れる実践的な活動に取り組んでいます。外国人講師の配置や英検講座の実施などもその取組みの一つです。
○キーワードH〔非認知能力の育成〕
幼児期の遊びの中や自分で考え試行錯誤する過程で、創造性や粘り強さ、チャレンジ精神などが培われます。失敗しても繰り返し挑戦することで忍耐力や工夫する力が育まれ、それらのことが他者から認められることで自己肯定感の育成につながります。
○キーワードA〔相生ふるさと意識の醸成〕
小学校の総合的な学習では、地域の方々の協力のもと、農業体験やカキの養殖体験、アマモの種植えや川の水質調査など、ふるさとの良さを体験する活動を多く取り入れています。無形文化財であるペーロンについても体験乗船や中学生ペーロンなどを実施し学んでいます。
○キーワードN〔認知能力の向上〕
次ページの2種類の学力調査を分析し、学力向上につなげています。
