子育て 特集「D・A・I・C・H・A・N」アクションプログラムで子どもの力を育てます!(2)

■相生市の児童生徒の学力と体力に関する調査結果
◆「全国学力・学習状況調査」の結果と分析
○調査の目的
(1)義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図る。
(2)学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善などに役立てる。

○調査結果
(小学6年生)
・国語は、全国平均をやや下回る
・算数・理科は、全国平均をやや上回る
(中学3年生)
・国語・数学は、全国平均並
・理科は、全国平均をかなり上回る

○児童生徒の生活習慣
・生活規律の状況
生活習慣などに関する質問紙調査結果から、「地域や社会をよくするために何かしてみたい(「どちらかといえばしてみたい」を含む)」と答えたのは、小学生で88.4%(全国比+7.1ポイント)、中学生で79.3%(全国比+4.0ポイント)で、地域を大事に思う子どもが育っていることがわかります。
また、「人の役に立つ人間になりたいと思いますか」という質問に対して、「思う」「どちらかといえば思う」を含む)」という回答が小学生98.6%(全国比+2.2ポイント)、中学生96.2%(全国比-0.4ポイント)であり、小中学生とも95%を超え、高い志を持った児童生徒が育っています。
いじめはどんな理由があってもいけないことと「思う」「どちらかといえば思う」と答えた小学生は99.6%(全国比+2.2ポイント)で、中学生は97.6%(全国比+1.7ポイント)で全国より上回っており、「思わない」と答えた小中学生は0%で、いじめに対する正しい考え方が定着できています。
これらの結果から、相生の子どもたちの(D)DREAM(A)愛(H)非認知能力といった現状を計ることができます。

◆「標準学力調査」の結果と分析
平成24年度から市独自で、小学4・5年生と中学1・2年生を対象に東京書籍の「標準学力調査」を活用した「ぐんぐん学力アップ事業」を実施しています。全国平均と目標値、相生市の3つの比較ができるようになっています。その結果と分析を下段と右ページに掲載しています。(本紙参照)

○分析と今後の指導
国語も算数も活用の力をつけていく必要があります。そのため、国語では、説明文の内容を読み取る力や文章をもとに話し合う力、文章を書く力を高めるための指導を続けていきます。算数では、計算力の向上や図形を正しく読み取る力を養うとともに、表やグラフを正しく読み取り、データを活用する力を養う指導を続けていきます。

○分析と今後の指導
数学・英語は、全国平均より上回っています。特に国語では、話し手や文章の書き手の意図や目的に応じて、話の内容を捉え適切に質問をしたり、自分の考えを明確に伝えるための文章を書いたりする力を高める指導に取り組みます。

◆「全国体力・運動能力調査」の結果と分析
小中学生を対象とした「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」を毎年実施しており、全国的に取りまとめがされています。
相生市の児童生徒は下図のとおり、持久走やシャトルラン、50m走などが全国平均並となり、長座体前屈(柔軟性)やボール投げに課題があります。
※下表は全国平均を50とした場合の割合による数値

問合せ:教育委員会学校教育課
【電話】23-7143