- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県豊岡市
- 広報紙名 : 広報とよおか 2025年7月号
脱炭素を推進するため、身近な環境問題と家庭でできるエコ活動を紹介します。
■第25回 大阪・関西万博のエコなええこと
先日、話題の大阪・関西万博に行ってきました。大阪・関西万博では「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、さまざまな国・企業が技術・文化を表現するパビリオン(※1)が展開されています。
ウズベキスタンパビリオンでは、日本で解体された建物のレンガが使われており、このレンガはもちろん、建築物で使用されている木材などは万博終了後全てウズベキスタンで再利用されます。特定非営利活動法人ゼリ・ジャパンが手掛けているBLUE OCEAN DOMEでは「海の蘇生」をテーマに海洋が直面している危機について表現されています。気候変動による海水温の上昇がもたらしている影響、地球規模で進むプラスチック汚染問題など、鮮明に実感することができます。未来も世界も感じられるパビリオンは、持続可能な未来のビジョンを力強く示してくれるものでした。
また、会場内のレストランやカフェでは、「代替肉」(※2)を使ったハンバーガーの提供や間伐材を使った木のスプーンの使用、会場内で消費・賞味期限の迫った食品やお土産を来場者が安価に購入できる食品ロス削減アプリを導入されるなど、環境に配慮していることがうかがえました。
今回大阪・関西万博に訪れてみて、自然環境と調和できる暮らし方を体験したり、具体的な未来社会の可能性を知ることができました。私たちの暮らしが末永く心地よいものであるために、一つ一つの選択を見直していきたいものです。
※1パビリオン…特定の国や企業、テーマに沿って設計される建物
※2代替肉…豆などの植物性原料で作られた肉のような食感や風味のある食品
NPO法人 暮らしのエコをすすめる但馬の会
問合せ:コウノトリ共生課脱炭素推進室
【電話】21‒9136