健康 〔お知らせコーナーInformation〕意外と知らない歯の話

噛むかむカミング健康づくり

■オーラルフレイルについて考える
◇オーラルフレイルとは
フレイルとは、年齢とともに体のさまざまな機能が衰え、健康を損ないやすくなる状態のことです。その中でも、口の機能が低下することを「オーラルフレイル」といいます。
例えば、食事中に食べこぼしが増えた、固いものがかみにくくなった、飲み込むときによくむせる、口の中が乾燥しやすい、言葉がはっきりしないなどの症状が続く場合、オーラルフレイルの可能性があります。
年齢とともに体の変化は避けられませんが、早めに気付いて適切に対応すれば、健康な状態を維持できます。「年だから仕方ない」と諦めるのではなく、早めの対策が大切です。

◇検診を受けましょう
市では、令和6年4月から「オーラルフレイル検診」を実施。口の健康状態を確認するだけではなく、予防や改善のためのアドバイスも受けられます。気になる人は、ぜひ検診を受けてみてください。
7年以降、日本の高齢化はさらに進み、社会全体で健康を守る取り組みはより重要になります。口のケアは誤嚥(ごえん)性肺炎の予防にもつながることが分かっています。
健康長寿を実現するには、一人一人の意識が大切です。「健康はお口から」と言われるように、食べること・話すことを大切にし、口の健康を意識しましょう。また、オーラルフレイルを予防し、元気に過ごせるよう心掛けましょう。
(市歯科医師会)

問合せ:川西市歯科医師会ホームページ
【HP】http://kda8020.com/