- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県川西市
- 広報紙名 : 広報かわにし milife 令和7年4月号
■食と歯の数の関係
◇それぞれ異なる役割を持つ「歯」 歯のことを考えた食生活を心掛けてみませんか
私たちの歯は、食べ物をしっかりとかんで、体に必要な栄養を取り込む大切な役割があり、よくかんで食べることが健康のために大切です。人の歯には3種類あり、それぞれに合った役割のかみ方ができる形状になっています。
前歯(切歯)は平らで、野菜や果物などをかみ切るのに適した形をしています。犬歯はとがった形をしていて、肉や魚を引き裂くときに力を発揮します。奥歯(臼歯)は臼のような形をしており、穀物や硬い食べ物をしっかりとすりつぶします。
自然界の動物たちもそれぞれに食べる物に合わせて歯が進化しています。例えば、ウサギは大きな前歯を使って、葉物を効率よく食べます。ライオンは鋭い犬歯を持ち、獲物を捕らえて肉を引き裂くことができます。牛は上の前歯が無く、奥歯ですりつぶすようにかみます。
人間の歯は、前歯が8本、犬歯が4本、奥歯が16本配置されています。この歯の数を元にすると、食事の割合として、野菜や果物を2、肉や魚を1、穀物を3の割合で取ることが健康を保つ食べ方だと考えられています。
このように、3種類のかみ方をすることでバランスの良い食べ方ができ、栄養が偏らない健康的な食生活を送ることができます。食べ物の選び方に気を付けて、歯に優しい食生活を心掛け、歯の健康を守りましょう。
問合せ:保健センター
【電話】072-758-4721