くらし 若者×地域活動

―学生×地域―
学び、考え、行動する 防災の大切さを伝える若きリーダーへ

■防災ジュニアリーダー
福原侑希(ふくはらゆうき)さん 有馬高等学校2年生

「ボランティアって楽しい!」小学生の時、高齢者施設への訪問や芋ほりイベントのお手伝いに参加して感じた気持ち。それは今も変わらず、私がボランティア活動をする一番の原動力です。
高校に入学してすぐ、先生から防災ジュニアリーダーをやってみないかと誘われ「面白そう!」と参加を即決。先輩や同級生と一緒に、防災について学び、地域に広める活動をしています。活動してみると本当に楽しくて!ショッピングモールの防災イベントで新聞スリッパ作りや紙芝居をしたり、地域の防災訓練で火災の対処法を実演したり。全て自分たちで内容を考え、道具も準備しました。
以前から防災の知識を身につけていたつもりでしたが、活動してみると知らないことやびっくりすることがたくさん。人のためのはずが自分のためにもなっています。
今は啓発アニメづくりができないかと構想中。みんなで力を合わせて、よりたくさんの人に防災の大切さを伝えて行きたいです。

■学生の活動を支える大人
坂元陽介(さかもとようすけ)さん(有馬高等学校教諭)
▽若者の行動が大人の心を動かす
「自ら考え、やってみること」を尊重しています。皆とても前向きで、少しの後押しでどんどん進んでいきます。若者が行動すると関心を持ってくれる人も増えます。自分が暮らす地域のことを知ることで、災害時に助けられる人が増えるかもしれません。地域で活躍するリーダーの成長を支えていきたいです。