- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県たつの市
- 広報紙名 : 広報たつの 2025年4月10日号
■第4の柱
《にぎわいづくりへの挑戦》
新たな地域産業の創出と観光立市を目指すにぎわいのまち
◆その1 次世代へ伝え育む農林業を活性化する
追分地区において、暗渠(あんきょ)排水を整備し、生産性の高い農地へ転換を図ります。金剛山地区において、自動給水栓の設置場所を拡大し、農作業の効率化や水災害リスクの軽減に取り組みます。さらに、農業用ため池の点検、機能診断に基づき防災対策とため池の管理体制を強化します。
20周年記念事業として、「ひょうご里山フェスタ2025」を開催します。
◆その2 活気ある水産業を推進する
漁業の担い手を育成する「がんばる海の担い手育成支援事業」や「つくり育てる漁業」として、稚魚放流や海中への施肥を行うなど漁場環境の保全を図るとともに、地元水産物のブランド化やPR活動を実施します。
岩見漁港の臨港道路の一部を加工場用地として整備し、漁業経営の効率化・安定化を図ります。
◆その3 地域資源を生かした観光を推進する
「(仮称)たつの市観光振興計画」の策定に向けた事前調査として、市内観光スポットの人流データ分析調査を実施します。
市制施行20年の節目を迎え、「たつの市民まつり」等を通じて、活力あふれるまちづくりの実践に努めます。また、観光協会をはじめとする関係団体と「龍野さくら祭」や「新舞子サンセットフェスティバル」、「しんぐうふるさとフェスタ」、「いぼがわ水辺フェスティバル」など、本市固有の地域資源を活用した多彩なイベントを開催し、交流人口の拡大に努めます。
「大阪・関西万博」におきましては、「ひょうごEXPO41―HYOGO REGIONALDAY―」に出展するとともに、「ひょうご楽市楽座」に出展し、特産品販売やひょうごフィールドパビリオンをPRするなど、本市の魅力を国内外に発信します。
また、定住自立圏構成市町と圏域内の観光スポットを巡る宝探しゲームやひょうごフィールドパビリオンを題材としたフォトコンテストを開催します。
◆その4 にぎわいのある商工業を推進する
「たつのブランド」となる地場産品の付加価値を高めるため、「たつの皮革まつり」をはじめ、販路拡大及び地場産業のPRに努めます。
新たに商業地域内での創業支援を拡充し、JR本竜野駅から重要伝統的建造物群保存地区へつながるルートにおいて誘客を促し、賑わいの創出を図ります。山陽自動車道龍野西IC周辺においては、地権者や企業に対し意向調査を実施し、新たな産業団地の整備手法を検討します。
また、労働力不足の解消と地元での就職を希望する方の就労促進を図るため、移住・定住の支援情報の提供・相談を含む対面での就職面接会やオンライン合同就職説明会の開催等による雇用支援に努めます。国民宿舎志んぐ荘では、館内照明をLED化し、利用者に快適な施設環境を提供します。
■第5の柱
《ふるさとづくりへの挑戦》
市民や地域と協働し、地域力あふれるまち
◆その1 まちづくりを進めるための基盤を整える
世代に応じた情報発信を行うため、広報誌、ホームページ、SNSなどの多様な情報発信ツールを活用し、市政情報を効果的に届けます。SNSにつきましては、発信力の高い方に本市のPRを依頼し、市内外に広く情報を発信します。さらに、市勢要覧の作成、ホームページ、広報誌などを活用し、市制施行20周年の祝意を市民と共有できるよう効果的な情報発信に努めます。
◆その2 多様で活発な交流を促進する
令和7年10月1日に市制施行20年を迎えるにあたり、1年を通じて記念事業を展開します。10月5日(予定)には、「たつの市制施行20周年記念式典」を開催するとともに、市民が一体となって本市が歩むべき未来に向けた道しるべとして、「たつの市民憲章」を制定します。
移住・定住の促進を図るため、東京圏内の大学に通う学生が本市へ移住するための移転費を助成します。また、30歳未満の若者に対する「奨学金返還支援事業」やこれから新生活をスタートする夫婦に対して、新居への引っ越し費用やリフォーム費用等、結婚生活に伴う費用を支援します。
◆その3 健全で効率的な自治体運営を推進する
物価高騰などの社会経済情勢の変化に対応し、持続可能な自治体経営を推進するため、令和7年4月から公共施設等の使用料等及び下水道使用料を改定します。行政サービス水準の維持・向上と経費節減を徹底し、質の高い行政サービスを提供します。
行政手続のオンライン化を拡充します。また、電子決裁機能付き文書管理システムを導入します。
マイナンバーカード関連の事務につきましては、申請書作成システムを導入し、事務手続きの効率化を図ります。