子育て 多可中学校の校歌が誕生

令和8年4月開校予定の「多可中学校」の校歌が決定しました。
作詞は、教育者、ミュージシャンなど幅広く活躍されている吉田田タカシさん、作曲は、大阪フィルハーモニー合唱団ピアニストで八千代小学校校歌作曲者でもある尾崎克典さんと、多可町出身のお二人が手掛けました。
開校準備委員会では、「統合は子どもたちのためのプロジェクト」という委員会の思いと、「子どもたちと一緒に作詞をしたい」という吉田田タカシさんの想いが一致し、子どもたちも校歌制作に関わる取り組みを重ねてきました。

■等身大の思いに寄り添う
令和6年7月20日には、吉田田さんがボーカルを務めるバンド「DOBERMAN」のライブに希望した中学生が参加。
7月末には、中学生と吉田田タカシさんが交流する2日間のワークショップを開催しました。子どもたちと過ごした時間は、歌詞のフレーズを生み出すきっかけになりました。
完成した詞は、尾崎さんの手に渡り、作曲作業がスタート。
尾崎さんは、音域、リズム、メロディー、すべてにおいて子どもたちが歌いやすく、覚えやすい、そして成長過程でも対応できるようにと細かい配慮をしながら、曲制作に取り組まれました。
そして今年4月、尾崎さんと吉田田さんが大阪市の音楽スタジオで最終調整を行い、一音一音を確かめながら、納得の校歌が完成しました。
6月23日には、中町中学校吹奏楽部の生徒の皆さんがデモテープ制作に協力していただき、同月26日の開校準備委員会で承認を得て、多可中校歌が決定しました。

■何度も歌って、自分の歌にしてください
作曲 尾崎克典さん
新校歌が完成しましたが、大変難しい校歌です。音楽の先生の指導を受けながら、一生懸命歌っていただきたいなと思います。言葉も多いし音符の数も多いです。
ただ、すーっと流れるメロディーなので、覚えるまで歌い込んで自分のモノにしてください。楽しみにしています。

■音楽なんで好きに歌ってほしい!
作詞 吉田田タカシさん
尾崎さんと僕とで、とても細かいところまで、譜割をどうするか、メロディーをどうするか、丁寧に作りました。それを踏まえて自由に歌ってもらったらと思っています。今回おもしろいなと思ったのが、高音と低音を歌い分けられる箇所を尾崎さんが作ってくれたので、自分はこっちやなとか、好きに選んだりしながら歌ってもらえたらいいなと思います。音楽なんで自由に好きに歌ってほしいです。

※詳しくは、本紙をご覧ください。

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