くらし 令和7年度新温泉町施政方針~人と自然を生かし、未来へつなぐまちづくり~

本町は、令和7年10月1日で2町合併20周年を迎えます。旧2町が合併し、新温泉町として新たな歴史を刻んだ20年の歩みを確認し、将来に向けて更なる飛躍と住民のふるさとを愛する心の醸成を育むため合併20周年を祝い、記念式典をはじめとする各種記念事業を実施します。
本町の最大の課題は人口減少です。これまで町総合計画により対策に取り組んできましたが、この課題に全力で取り組まなければならないと感じています。昨年、役場の若手職員を中心とした人口減少対策プロジェクトチームを立ち上げ、チームから特に必要とする23項目の対策提案を受けました。課題解決のため可能なものは全て取り組みたいと考え、特に子育て施策と住宅施策を中心に進めます。
長引く物価高騰は住民の生活を大きく圧迫しています。住民生活を下支えするため事業所の支援、観光のPR、商店街の活性化、農林畜水産業への各種支援を行います。また、住民の命と健康を守るため浜坂病院の医療体制の充実、グループホームの開設支援、駅前整備と駅前商店街の活性化、JR山陰本線の維持存続と公共交通の利用促進、有害鳥獣対策の拡充、災害の備えとする移動トイレカーの整備など幅広く事業を進めていきます。
町の大きな財源となっているふるさと納税は、改めて町の特産品である海産物と但馬牛を軸とした返礼品の充実を図り、全国からの寄付をいただけるよう目標寄付額4億円を掲げて取り組みます。
任期の節目を迎える年となりますので、新温泉町のまちづくりの理念である住民が主体となるまちづくり、個性のあるまちづくり、安心して暮らせるまちづくり、連携・交流するまちづくりを念頭に置いて全力で行政運営を実行します。

■令和7年度予算概要