- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県新温泉町
- 広報紙名 : 広報しんおんせん 令和7年5月号 vol.236
■歳入
▽町税…12億9276万円(前年度比5585万円増、4・5%増)
国の定額減税の終了による個人町民税の増収を見込みました。また、観光客入込数の増加傾向を見込み、入湯税についても増収を見込みました。
▽普通交付税…47億円(前年度比1億5500万円増、3・4%増)
地方財政計画に基づく地方交付税の増、給与改定による人件費増加に伴う個別算定経費の増、「地域デジタル社会推進費」及び「地域社会再生事業費」が引き続き措置されること等を見込みました。特別交付税を併せた地方交付税総額は、55億5700万円としました。
▽寄附金…4億600万円(前年度比100万円増、0・2%増)
ふるさとづくり寄附金は、地域産業の活性化・自主財源確保を目指し、SNSや広告等を通じて新温泉町の取組や地場産品等の魅力発信を積極的に行うなどお礼品の制度を最大限活用し、寄附金の増大を図ります。4億円の寄附金収入を見込みました。また、企業版ふるさと寄附金については、新温泉町の子育て支援事業、移住定住事業等をPRし、600万円の寄附獲得を目指します。
▽町債…20億7100万円(前年度比4990万円減、2・4%減)
観光施設整備(2億4360万円)、道路改良(3億9190万円)等が増となる一方で、ケーブルテレビ施設整備(1億9140万円)、林道改良整備(3710万円)等の減により、減額となりました。町債の残高及び後年度償還に留意するとともに、事業の必要性、投資効果等を考慮しながら、後年度に交付税措置され、町に負担の少ない有利な過疎対策事業債や合併特例債などの起債活用に努めました。
■歳出
(1)一般行政経費
総額:96億5667万円(前年度比7億4288万円増、8・3%増)
▽人件費…24億1599万円(前年度比2億2600万円増、10・3%増)
退職者の原則補充を基本とし、職員給与・会計年度任用職員報酬等の必要経費を計上しました。
▽物件費…26億9892万円(前年度比7981万円減、2・9%減)
経費削減に努め、自治体情報システム標準化対応に係る経費等が減となりました。
▽補助費等…28億8833万円(前年度比5億7587万円増、24・9%増)
産地競争力強化総合対策事業補助金等が増となりました。
▽投資及び出資金…2億2718万円(前年度比7989万円減、26・0%減)
病院事業の建設改良に伴う出資金が減となりました。
(2)投資的経費
総額:25億7209万円(前年度比2億967万円増、8・9%増)
新規事業として多目的集会施設整備事業、体育施設整備事業等を実施し、継続事業として、ケーブルテレビ施設整備事業、町道災害復旧事業に加え、浜坂駅港湾線街路事業(県営事業)等を実施します。
(3)公債費
総額:14億3953万円(前年度比1999万円減、1・4%減)
令和5年度以前に発行した地方債に係る元利償還金と令和6年度借入予定額を試算し、元利償還金を見込みました。
(4)繰出金
総額:5億2671万円(前年度比744万円増、1・4%増)
各事業会計の繰出基準に基づき一般会計が負担すべき額を計上しました。
■会計別の予算額
▽貯金
基金の残高:(令和7年度末見込)町民1人当たり46万円※
▽借金
町債の残高:(令和7年度末見込)町民1人当たり169万円※
※人口12,757人(令和7年3月1日現在の住基人口)で算出