- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県新温泉町
- 広報紙名 : 広報しんおんせん 令和7年5月号 vol.236
■子育て支援一番のまち
本町は、今年10月1日で2町合併20周年を迎えます。合併時にまちづくりのテーマとして「海・山・温泉人が輝く夢と温もりの郷」を掲げました。
それから20年、職員の半分が入れ替わり、世代交代が顕著になってきました。時代の変わり目といえます。時代の変化に対応できるよう、新人とベテラン双方の知恵と行動力を活かして、将来に希望が持て、安心して住めるまちを作らなければなりません。
人口は、合併時の1万7467人から1万2047人(令和7年3月1日現在)となり、約31%減少しました。
今年度の職員数は、正規職員273人(うち新任職員11人)、再任用職員15人、会計任用職員287人で、合計575人となりました。住民生活を底辺で支えることを基本に、町の将来を担う大きな役割を持つ仕事であることを自覚しがんばってまいります。
■最大の課題・人口減少対策
昨年、町の最大の課題である人口減少対策として、プロジェクトチームを立上げ、若手職員を中心に10人で議論し、46の提案の中から今年度は8つを実施することになりました。
主な施策として、若者向け民間集合住宅の建築に補助、地元事業所に就職した場合の奨学金返済補助、「子育て支援一番のまち」を強力にPR、女性が働きやすい職場作りとしてトイレなどの改修費補助、ユートピア浜坂の2階を子どもの屋内遊び場に(利用ルールを検討中)、水道使用量データを活用した空き家実態調査、大学・短大進学奨学金制度の検討など実施してまいります。
■岩美町長も驚く充実の子育て支援策
先日、岩美町を訪れ、町長や幹部職員と意見交換会を行いました。その席で、新温泉町の子育て支援策を見ていただきました。その内容の充実ぶりに驚き、岩美町ではそこまではできないと話されていました。新温泉町の子育て支援策は明石市にも負けないほど充実していると自負しています。町外の多くの皆さまに、ぜひとも新温泉町に住んでいただきたいと思っています。
今年度は、子育て支援策の実施とともに、毎年開催している住民懇談会でも要望が多かった若い世代の住宅施策に力を入れてまいります。
■ぽかぽか子育て応援
(1)新生活
賃貸住宅の家賃最大1万円・最長2年間補助、婚姻に伴う引越し費・住居費の一部を最大60万円補助
(2)出産
おむつ購入費・生後4か月から1年6か月まで毎月5千円分の助成券、出産お祝い品として5万円分の商品券進呈、妊娠後に2回に分けて計10万円支給、保健師・助産師・管理栄養士・歯科衛生士が電話・訪問相談、18歳まで医療費無料
(3)保育
平成23年から待機児童ゼロ、3歳児以上の保育料無料、3歳児以上のこども園の給食費無料、こども園送迎バス無料
(4)学校生活
小中学校の給食費無料、小中学生の通学費援助、浜坂高校生通学バス定期券代3/4補助、放課後児童クラブの移動輸送サービス、高校生まで町民バス回数券10枚分の料金で15枚支給、但馬大会以上の大会出場者に対象経費の半額補助など
(5)その他
地元食材をふんだんに使った美味しい給食、自然体験・地域学習・本を通じた教育、小学5年生に町内温泉施設の利用券を交付
■選ばれるまちに
様々な支援策を実施し、子どもたちが安心して生活・勉学できるまち、移住定住で選ばれるまちを目指し、職員全員で応援、取り組んでまいります。今年度もよろしくお願いします。
新温泉町長 西村銀三
※「こちら町長室」の動画(CATV版)は、町動画配信サービスでご覧いただけます。