- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県新温泉町
- 広報紙名 : 広報しんおんせん 令和7年7月号 vol.238
■基本方針
未来につなぐ森林づくりのため、以下に示す基本方針に基づいて森林づくりに関する施策を推進します。
1.安全・安心な森林づくり
森林がもつ水源涵養機能や土砂の流出や崩壊を防ぐ機能など、町民の安全安心を守る森林の役割を未来に“つなぐ”ためには、災害に強い森林整備が重要となります。
そのため、森林の整備を通じて森林の多面的な機能の維持・向上を図り、町民の安全・安心を守る森林づくりを推進します。
▽主な施策
災害に強い森林整備、林道の維持管理・新設、危険木の伐採、生活保全林整備、治山事業、森林病害虫対策
2.適切な人工林管理
充実した森林資源を循環利用し次世代に“つなぐ”ためには、人工林管理を効率的、効果的に行う必要があります。人工林整備の効率化には、施業の集約、森林所有者・森林境界の明確化、適切な森林配置への誘導が必要となります。
そのため、人工林の適切な管理により多様で健全な森林づくりを推進します。
▽主な施策
林業経営の最適化、森林施業の集約化、森林情報の整備、省力・低コストの造林作業の推進、鳥獣被害対策
3.人と自然との共生
町民が、森林を守り、育て、活かすことで、森林との関係を築きながら次世代に“つなぐ”ため、恵み豊かで魅力ある森林づくりが重要です。
そのため、森林情報の発信、自然と触れ合う機会の創出に取り組み、町民の森林に対する理解の促進を図ると共に、豊富な森林資源を活用した山村づくりに取り組みます。
▽主な施策
森林サービス産業の創出、森林所有者の意識向上、森林環境教育、公共施設の木造化・木質化、森林のバイオマス利用
4.担い手の確保・育成
豊かな山を未来へ“つなぐ”ためには、森林整備を担う様々な林業経営体の長期にわたる持続的な経営が必要であり、林業の担い手を確保して育成することが重要です。
そのため森林に関わる様々な関係者と連携し、将来にわたって林業の担い手を支える施策と体制づくりを推進します。
▽主な施策
新規就業者の確保・育成、スキルアップ支援、労働環境の改善、林業経営体の育成
問合せ:農林水産課林務水産係
【電話】82-5626