くらし 令和7年度 当初予算

一般会計:41億9,500万円(対前年度比28.4%減)
特別会計(6会計):15億2,540万円(対前年度比0.5%増)
企業会計(3会計):8億435万7千円(対前年度比30.8%減)
全会計:65億2,475万7千円(対前年度比23.6%減)

~“高野町の未来をつくる”持続可能な行財政運営予算~
令和7年度の当初予算は、「~”高野町の未来をつくる”持続可能な行財政運営予算~」をキャッチフレーズとしました。
◆一般会計
令和6年9月に「高野山学びの杜」が開始されたことにより学びの交流拠点整備事業費が皆減(15億4,992万1千円の減)となったほか、令和5年に発生した豪雨災害の復旧が完了したことによる災害復旧費3億2,432万円4千円減等により、全体で前年度から16億6,800万円(率にして28.4%)の減となりました。

◆特別会計
県への納付金が減少する国民健康保険特別会計で210万円減少する一方、介護保険特別会計では介護サービス需要の増加及び介護状態の重度化などにより保険給付費が836万2千円増となったほか、医療機器を更新する高野山総合診療所特別会計が370万円の増となり、全体で703万円(率にして0.5%)の増となりました。

◆企業会計
富貴簡易水道事業会計において浄水場の機器更新や水道メーター交換の実施により716万8千円の増、下水道事業会計で雨水総合管理計画の策定などにより1,374万3千円の増を計上しました。一方、簡易水道事業会計において花坂地区簡易水道整備事業や高野山浄水場施設機器更新事業が完了し、3億7,964万6千円となった結果、企業会計全体で3億5,873万5千円(率にして30.8%)の減となりました。

◆一般会計の基金および町債残高
▽基金
財政調整基金やふるさと応援寄附基金などの特定目的基金を取り崩したことにより減少しています。

▽町債
過去に借り入れた借金の元金償還が始まったことや、新規の借り入れが減少したことにより町債残高は微減となっています。

◆一般会計の概要
▽歳入について
町税は、法人数の増加や所得の伸び等を反映して増額を見込んでいます。普通交付税についても、公債費の増や地方財政計画における税収等の伸びを考慮し、増額を見込みました。国・県支出金は、令和5年発生豪雨災害の復旧完了により、前年度から大幅の減となっています。このほか、学びの交流拠点整備事業の完了や臨時財政対策債の発行額がゼロになったことに伴い、町の借金である起債の借入額は昨年度から13億4,560万円の減となっています。歳出予算額が前年度から減となった一方、生じてしまった財源不足を補うため、基金からの繰入れをおこないました。

▽歳出について
持続可能な行財政運営を行うため、事業の規模や財源を再検討し、無駄を省いた上、必要な施策をより充実・深化させる予算となりました。行政の効率性及び町民サービス向上のため、行政システムの標準化・共通化を進めます。また、老朽化した町道舗装修繕や、公営住宅の改修工事を行います。こども食堂(地域食堂)の運営支援を新しく行うほか、外出支援助成券やごみ袋の無料配布、子ども医療費の助成等も継続して行います。町民の方々にとって住みよいまちを目指して、職員一同努めてまいります。

◆一般会計の内訳
(単位:千円)
▽歳入

・歳入
◎自主財源・・・町が自主的に収入できるお金
町税:町民税や固定資産税などの町の税金
繰入金:基金を取り崩したお金
使用料・手数料:施設の使用料などのお金
その他:繰越金等

◎依存財源・・・国や県により交付・割り当てられる収入
地方交付税:行政サービス水準確保のため国から交付されるお金
国・県支出金:特定の事業に対して国や県から交付されるお金
町債:国などから借りるお金
その他:地方消費税交付金、地方譲与税など

▽歳出

・歳出
議会費:町議会の運営に使うお金
総務費:徴税や防災、戸籍など行政運営全般に使うお金
民生費:子育て、高齢者、障害者など福祉事業に使うお金
衛生費:健康管理やごみ、上下水道処理などに使うお金
農林業費:農林産業の振興に使うお金
商工費:商工業や観光の振興に使うお金
土木費:道路や住宅などの整備に使うお金
消防費:消防署運営や消防団運営に使うお金
教育費:学校教育や文化・スポーツ活動の振興に使うお金公債費:借入金(町債)の返済や利息の支払い
その他:災害復旧費、予備費など

問合せ:企画公室 企画財政係
【電話】0736-56-2932