くらし 【鳥取県初!】鳥取市立病院 整形外科 新たに人工関節手術支援ロボットを導入しました!(2)

■市立病院泌尿器科のご紹介
市立病院泌尿器科は県東部の基幹病院として、ほとんどの泌尿器科疾患を扱い、手術支援ロボット「ダヴィンチ」を用いた手術や体外衝撃波による結石破砕など、特色ある医療を提供しています。

◇治療装置を更新
市立病院では今年2月、体外衝撃波結石破砕装置を最新モデルに更新しました。従来機種よりも治療成績が向上し、破砕困難であった結石の破砕効率が上がりました。体外衝撃波結石破砕術(ESWL)による治療の回数が減り、これまで以上に結石患者の負担を軽減することが期待できます。

▽尿路結石とは?
尿の通り道にできる結石の総称で、腎臓、尿管にできる結石を上部尿管結石、膀胱、尿道にできる結石を下部尿管結石と呼びます。

▽尿路結石の治療方法
治療法は主に、内視鏡手術とESWLの2つです(ESWLは上部尿路結石に対する治療法です)。内視鏡手術は、腎臓や尿管に内視鏡を挿入し、レーザーなどで破砕、摘出する手術です。破砕の確率は高いですが、麻酔を必要とするため数日の入院を必要とします。一方、ESWLは、体外から結石に対して衝撃波を数千発当てて破砕する治療法で、麻酔が不要なため日帰り治療が可能です。鳥取県東部、中部でESWLが可能な施設は市立病院のみです。

◇女性泌尿器科
市立病院泌尿器科では、水曜日午後を女性泌尿器科外来とし、骨盤臓器脱や尿失禁、頻尿など女性のさまざまな排尿症状に対して診察をしています。第1・第3・第5週は男性医師、第2・第4週は女性医師が担当です。

▽女性特有の「骨盤臓器脱(こつばんぞうきだつ)」とは
骨盤内の内臓である膀胱、子宮、直腸が膣から落ち込んでくる疾患です。女性の骨盤底筋という内臓を下から支えるハンモックのような筋肉が緩むことが主な原因と考えられており、臓器によって3つに分類されます。症状はさまざまで、下垂感をはじめ頻尿や排尿困難などの下部尿路症状、性機能障害などが生じ、程度によっては手術療法が適用となります。

▽女性医師による診察を行っています
市立病院女性泌尿器科では骨盤臓器脱の他にも、排尿症状なども扱っています。なかなか人には相談しづらい症状ですが、長い間困っていた症状でも、薬の内服や生活習慣の工夫で改善することがあります。
泌尿器科は男性の診療科というイメージが強く女性は受診しづらい印象があるかもしれませんが、ご希望の場合は女性医師の診察も可能です。お困りの人はぜひ一度泌尿器科外来にご相談ください。

◎手術実績をご紹介します

問い合せ先:鳥取市立病院
【電話】0857-37-1522
【FAX】0857-37-1553