- 発行日 :
- 自治体名 : 鳥取県境港市
- 広報紙名 : 市報さかいみなと 令和7年4月号
◆子育て支援
公立保育園のリニューアル事業につきましては、「あがりみち保育園」において、先月から0歳児の受け入れを開始し、0歳から就学前までの一貫保育がスタートしました。
「なかはま保育園」においても、10月以降に0歳児の受け入れを開始することとしており、しっかりと準備を進めてまいります。
「わたり保育園」については、現在、園庭などを整備しているところであり、令和7年度中に、園舎の新築工事を行い、令和8年度から新しい園舎で保育を開始する予定としております。
令和7年度は、保育サービスの利用や子育て全般に関する相談を受ける「保育コンシェルジュ」を新たに配置し、保育園・幼稚園の入園についての案内や一時預かりの空き状況についての情報提供など、保護者のニーズと子育てサービスを繋げるとともに、「子育てが上手くいかない」、「子育てにかかり切りになり、自分の時間がもてない」など、保護者が抱える子育てに対する不安や孤独感の軽減を図ってまいります。
また、子どもとの関わり方や子育てに悩み・不安を抱える保護者が集まり、子どもとのコミュニケーションの取り方などをグループワーク形式で学ぶ「親子関係形成支援事業」を鳥取県西部の市町村で共同実施し、家庭に寄り添った支援の充実を図ってまいります。
◆高齢者福祉の充実
介護予防につきましては、補聴器購入費助成や聴こえの相談会の開催など、引き続き、ヒアリングフレイルへの対策に取り組むほか、本年度、地域包括支援センターに新たに配置した2人のリハビリテーション専門職が運動教室「エクササイズさかいみなと」や「いきいき百歳体操」の実技指導などを行っていますが、今後もフレイルサポーターの皆様とも連携し、フレイル予防を推進してまいります。
高齢者福祉を推進する拠点である境港市老人福祉センターについては、建設から40年以上が経過し、老朽化が進んでいることから、大規模改修を行うこととしています。
本年度は、利用団体と意見交換を行い、会議室の増設などの要望を伺ったところであり、令和7年度は、これらの要望を踏まえながら、利用者のニーズにあった利便性の高い施設となるよう、改修工事の設計を進めてまいります。
◆地域福祉の推進
市民の身近な相談役である民生委員には、地域の見守り活動や関係機関への橋渡しなど、地域福祉の担い手として様々な活動を行っていただいています。
高齢化の進展やコミュニティ意識の希薄化など、民生委員の負担が年々増す中、民生委員の負担軽減や担い手確保が、大きな課題となっております。
こうした課題の解消に向け、4月に、地域の見守り活動や福祉活動に参加・協力し、民生委員を補佐する「民生委員協力員制度」を導入します。民生委員の活動を支援することで、民生委員の負担軽減を図るとともに、新たな地域福祉の担い手となる人材の育成につなげてまいります。