- 発行日 :
- 自治体名 : 鳥取県境港市
- 広報紙名 : 市報さかいみなと 令和7年7月号
■みんなで拓く人権文化263
◇部落差別(同和問題)について理解を深めましょう
7月10 日(木)~8月9日(土)は、『部落解放月間』です
部落差別(同和問題)は、歴史的過程でつくられた身分により、国民の一部の人々が、長い間、経済的、社会的、文化的に低い状態に置かれることを強いられ、同和地区出身者であることなどを理由に結婚を反対されたり、日常生活の上で差別を受けたりしている、日本固有の人権問題です。
部落差別についての理解が進んでいる一方で、依然として、差別・偏見意識が残っています。最近では、インターネット上に差別を助長する書き込みがされたり、被差別部落の所在地を特定して地図上に示したりするなど、部落差別が新たな形で存在しており、解決に向けて差別を許さないという認識を深めていくことが必要です。
また、部落差別について十分に理解していなかったために、インターネット上の書き込みを鵜呑みにして、新たな差別を生むことにつながるかもしれません。
私たち一人ひとりが、様々な人権問題についての学習を通して、正しい理解を深めるとともに、部落差別をはじめ、あらゆる差別を解消するための歩みを進めていきましょう。本市においては、人権学習講座や地区巡回講座など、様々な人権学習の場を設けています。
■7月は『社会を明るくする運動』強調月間、再犯防止啓発月間です
この運動の趣旨は、「すべての国民が、犯罪や非行の防止と犯罪や非行をした人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪や非行のない安全で安心な明るい地域社会を築く」ことです。そして、今年度の「社会を明るくする運動」のキャッチフレーズは、「Time with Hopeー進む、希望とともに。」です。
人は、自分一人で頑張り続けるのは、とても大変なことです。周りの人が、自分のことをわかってくれたり、挫折しそうになったら、支えてくれる人がいたりするから、「頑張るエネルギー」がわいて前進できます。過去に犯罪や非行をしたが、立ち直ろうと決意した人がいたなら、社会で受け止め、再犯を防止して犯罪や非行のない地域社会をつくらなければなりません。
がんばれるのは、どんなときだろう。
踏ん張れるのは、どんなときだろう。
自分を認めてくれるひと言。
肩をたたく手の温かさ。
遠くから見守るそのまなざし。
待っている人の存在に気づいたとき、
立ち直れると信じられる。
たとえ時間がかかっても。
進む、希望とともに。
(社会を明るくする運動ポスターより抜粋)
問い合わせ先:総合政策課 人権政策室
【電話】47-1102