- 発行日 :
- 自治体名 : 島根県安来市
- 広報紙名 : 広報やすぎ「どげなかね」 令和7年11月号
人権尊重社会の実現をめざして
■『誰か』のことじゃない~今もなお同和問題で苦しんでいる人がいます~
あなたにとって「同和問題」とは?
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(安来市人権に関する市民意識調査)
平成29年と令和5年の市民意識調査によると、「成り行きに任せる」「誰かが解決してくれる」(人まかせ)「自分には関係ない」(他人事)「よく考えていない」(無関心)といった考え方や、「同和問題は解決済み」という誤った認識を持つ人が依然として多く見られました。
「そっとしておけば差別はなくなる」「寝た子を起こすな」といった考えは、差別を受けている人が我慢し続けることを強いるものです。また、同和問題をよく知らない人が、誤った知識や偏見、インターネット上の差別的な書き込みに影響され、意図せず差別の加害者になる可能性もあります。
同和問題は、普段は見えにくい人権課題ですが、結婚や就職など人生の重要な場面で突然表面化することがあります。「当事者だけの問題」と無関心にならず、誰もが直面する可能性のある課題として、同和問題の歴史や現状を積極的に学ぶ姿勢が大切です。
◆11月の「特設人権相談所」
開設日時:11月18日(火)9時30分~12時
場所:安来中央交流センター 第3会議室
問合せ:人権施策推進課
【電話】23-3054
