くらし 町立奥出雲病院コーナー

■第62回全国自治体病院学会新潟
新潟県で開催された第62回全国自治体病院学会にて、当院の職員が4題のポスター発表を行いました。
本学会は全国の自治体病院が一堂に会し、医療や病院運営に関することなど、様々な分野での取り組みを共有する場です。
当院職員は、日々の診療支援や業務改善の取り組みをもとに発表しました。
また、他の病院による多様な取り組みに触れ、新たな視点や知見を得ることができ、今後の活動に役立てることができる貴重な機会となりました。

◆〜発表テーマ〜
◇『訪問診療とショートステイを利用し在宅生活を継続し得たパーキンソン病患者の1例』
岡 正登詩 医師
パーキンソン病患者本人の希望を尊重しつつ、家族負担を軽減した地域包括ケアの有効性を示す事例を発表しました。

◇『認知症者の退院支援〜安心して地域で生活するために行った関わり〜』
小林 絵美 看護師
入院された認知症者に対し、統一した支援を実施。院内デイケアや家族指導を通じて安心感を提供し、退院後もデイサービスを穏やかに利用できる環境を整えた事例を発表しました。

◇『地域包括ケア病棟における業務改善の取り組みと成果ー業務量調査と分析よりー』
三澤 はる香 看護師
業務改善チームを発足し、記録効率化や手順見直しにより時間を短縮、患者さんと関わる時間を確保した成果を発表しました。

◇『KPI測定やIoT等を活用した総合評価による公立病院職員のモチベーション維持のための経営改善』
池田 雅美 事務員
病院職員のモチベーションを維持させつつ、診療稼動額を向上させた経営改善の取り組みについて発表しました。
今回の発表は、当院が地域医療の発展と患者さんに寄り添ったケアの実現に向けて日々努力していることを示すものです。
今後も引き続き、医療の質の向上と地域社会に貢献できる病院づくりを行ってまいります。