- 発行日 :
- 自治体名 : 島根県邑南町
- 広報紙名 : 広報おおなん 令和7年4月号
■井原公民館の建替え
令和4年度に教育委員会が設置した再整備検討委員会での検討を経て、建物の基本構想を今年1月に策定しました。
新しく建築する建物は、社会教育の推進と地域コミュニティ活動の拠点となる機能を備えたものとなるよう計画しています。現在、建設用地を選定中で、用地買収、基本設計業務、敷地造成工事の測量設計業務等に係る経費を計上しています。令和10年夏頃の竣工を目指します。
■口羽ターミナル整備事業
令和6年度に、「小さな拠点づくり」モデル地区推進事業で、口羽公民館にバス待合の機能を持つための改修整備を行いました。しかし、羽須美支所入口の保育所側に屋根付きのバス待合場はありますが、バス運行経路によっては、道路の反対側でバスに乗降しなければならず、雨天時や積雪時にも道路脇でバスを待っている状況です。また、はすみデマンドを利用して、備北交通バスや町営バスへ乗換える利用者もおられ、デマンド交通との乗換えスペースの確保も必要となっています。
このため、口羽公民館横の現在の駐車場及び隣接する土地にバスの転回場、乗降場、新たな駐車場の整備を行います。令和6年度には用地測量、設計を実施し、用地の一部を取得しました。令和7年度は、残りの用地取得を行った後、用地の造成を行い、令和8年度にバス転回場、バス乗降場、駐車場の整備を行い、利用を開始する予定です。
■DXについて
デジタル技術を活用した経営改革、いわゆるデジタルトランスフォーメーション(DX)について、邑智郡総合事務組合や川本、美郷両町と進めてきました、標準化システムへの対応やガバメントクラウド利用等については、本年11月に移行が完了する予定です。また、本町単独で行うDXの対応としては、現在、職員で構成したプロジェクトチームで検討しています「書かない窓口」について、申請書作成ツールを導入し、マイナンバーカード等の読み取りを行い、申請書の記入を補助する取組を進めていきます。
■高齢者の介護予防
人口減少が進む中、介護保険を担われている町内介護事業所で、人材不足、特に専門職の確保が大変厳しい状況にあり、今年度末で通所介護事業所、訪問看護事業所が廃止となったことを踏まえ、今後の在宅サービスの維持について、引き続き関係機関との連携を図ります。
また、現在地域で実施している「寄り合い処」や「楽々教室」の介護予防事業について、目的や対象者を整理し、限られた介護人材、事業所の協力を得て、高齢者ご本人が健康づくり、介護予防により取り組めるよう、地域、関係機関と連携していきます。
■帯状疱疹ワクチン定期接種
令和7年度から帯状疱疹が予防接種法の規定で、定期の予防接種を行う対象疾病に追加されることに伴い、帯状疱疹ワクチン接種を実施します。対象者は令和7年度中に65歳になる方らで、対象者には個別に通知し、接種費用の一部を助成します。
■中山間地域等直接支払制度
現在の対策が終了し、令和7年度から5年間の第6期対策が実施されます。次期対策では、基本要件は継続しつつ、大半の集落が受けておられる10割単価の交付要件や一部の加算措置に、ネットワーク化に向けた取組が加わるなど、広域的な連携等が意識されたものとなっています。また、これまで同様に農村の多面的な活動にも活用できる制度となっており、多面的機能支払交付金とともに、引き続き推進していきますので、農業生産活動だけでなく、農村活動の維持・活性化など幅広い取組に活用いただきたいと考えています。
■森林整備の推進
森林環境譲与税の財源を活用し、森林経営管理制度に基づく事業を実施し、間伐等の森林整備や里山整備、林業担い手の確保・育成、木材の利用促進等への補助事業を通じて、町内の森林資源の適正な維持管理を進めます。
■観光振興
町の主要な観光スポットである香木の森公園周辺エリア、三江線鉄道公園、夏にグランドオープン予定の道の駅邑南の里を中心として、町内での滞在時間の延長と消費額の増加へとつながるよう、邑南町観光協会と連携し町内各地区への周遊を促す体験プランやツアー等の造成を支援します。また、町内のイベントや観光スポット等の情報収集と、リニューアルした観光ホームページやSNS等を活用した情報発信をさらに進め、邑南町の認知度向上に取り組みます。