子育て ストレスについて考えよう! Vol.18 子どものSOSのサインを知る

日本原病院では町の皆さんのこころの健康維持・増進のため、健康に関する記事を掲載させていただいています。
コロナ禍以降、国の自殺対策では子どもの心の健康を守ることが重要になっています。言葉で助けを求める場合もありますが、子どものSOSの多くは言葉以外で表れます。
日常での行動や態度の変化は、心のSOSかもしれません。私たちがそのサインを理解することは、早期対応につながります。子どものSOSをキャッチしながら、地域全体で子どもの心に寄り添い、支える体制を作りましょう。

■子どものSOSのサインを知る
◇言葉でのSOS
・直接的な表現…「助けて」「つらい」「もう嫌だ」などの言葉が使われることがあります。

◇言葉以外のSOS
・行動の変化…急に引きこもる、普段好きだったことをやめるなど、行動が変わることがあります。
・身体的症状…頭痛や腹痛、食欲の急激な変化がストレスや不安を示すことがあります。
・感情の揺れ…イライラすることが増えたり、涙を流す頻度が高くなることがあります。
・学校での問題…学校の成績が急に落ちる、友だちとのトラブルが増えるなどの変化が現れます。

■まとめ
子どものSOSをキャッチするためには、日常的にコミュニケーションを取ることが大切です。そうすることで些細な変化に気づきやすくなります。また、子どもの言葉を尊重して聴くことで、子どもたちの心の支えに繋がります。地域全体で子どものSOSのサインを知り、適切なサポートを提供することは、彼らの健やかな成長を支えるために重要です。

問合せ:こども・長寿課
【電話】36-6700