- 発行日 :
- 自治体名 : 岡山県久米南町
- 広報紙名 : 広報くめなん 令和7年3月号
■野々村友紀子さんが講演 強く生きるためのヒント
第39回文化講演会(町文化協会主催)が2月16日、文化センターで開かれました。
作家業に加え、メディア出演など多方面でご活躍中の放送作家、野々村友紀子さんが来町。「強く生きるためのヒント~野々村友紀子が伝えたい人生で大事なこと~」と題した講演には、野々村さんの経験談や人生観を学ぼうと、約350人の観客が詰めかけ、熱心に耳を傾けていました。
野々村さんは、人間関係や日々の心構え、人生を明るく幸せに生きるために大切な考え方など、軽妙な語り口と共感を生むコメントで楽しく講演。「今日をきっかけにちょっとだけ強く生きて」と呼びかけました。
■神目小6年生が手作り 美しい森にPR看板を設置
神目小学校の6年生7人が、「久米南美しい森」の利用者増加と認知度向上を図り、町の活性化につなげようと、美しい森のPR看板を制作し2月4日、関係者に披露し、同施設に設置しました。
制作された看板は、カッピーをモチーフにしたカッパに町の特産品をデザインしたものや美しい森の自然や星空を表現したもの、美しい森の妖精をイメージして児童が考案した同施設のオリジナルキャラクターの3種類。看板は、施設の入り口やビジターセンターに設置されます。
美しい森管理協会の赤木誠治会長は「今までなかった素敵な入り口案内の看板ができてありがたい。何より子どもたちの気持ちがうれしいですね」と目を細めていました。
■時代を映すひな飾り楽しんで 里方門前地区でおひな祭り
桃の節句に合わせ、3月3日から8日までの6日間、里方門前通りにさまざまなひな人形が並ぶ恒例の「おひな祭り」が開催されました。
これは、里方門前地区の住民有志が、地域活性化につなげようと始めたもので、今年で20年目。通りの家庭の軒先と誕生寺の境内には、華やかな七段飾りや豪勢な御殿飾り、かわいらしい木目込み人形など、家庭で大切に保管されていたひな人形約300体がずらりと並びます。
大正時代のものから現代のものまで、それぞれの時代を映すひな飾りが、訪れた多くの人たちの目を楽しませていました。
■地域農業の担い手に 新規就農者3人に奨励金
新規就農した若手の経営を後押しする就業奨励金の贈呈式を2月19日、役場議場で行い、桑名雄大さん(下籾・水稲、豆)、森元仁太さん(上神目・ブドウ)、福島正沙人さん(山手・ブドウ)の3人に、町と県農林漁業担い手育成財団から奨励金を贈りました。
式では、山町長が「農業は毎日が勉強の日々。将来は後継者を育成する農家となるよう頑張ってください」と激励。3人は「地域の農業を継承し、次代へつなげていきたい」「高品質な農産物をつくり、経営面積を拡大したい」「農業を取り巻く環境に対応しながら、この地で末永く農業を続けたい」と力を込めました。
■誕生寺地域で移動販売 支援学校アンテナショップ
JR弓削駅にある誕生寺支援学校のアンテナショップ「野の花ショップ~夢元~」の移動販売が2月26日、南庄のA型事業所ももっ子くめなんで開催されました。
この日は、焼き物や花の苗など作業製品の販売をはじめ、喫茶コーナーでは、コーヒーや焼き菓子などを提供。オープンと同時に開催を楽しみにしていた多くの来場者でにぎわいました。
3年生にとっては、最後の移動アンテナショップ。リーダーを務めた秋山晴斗さん(高等部3年)は「多くのお客さんを迎えて、これまで学んできたことが生かせれてうれしい」と満面の笑みを浮かべます。明るい笑顔の接客で、地域に元気を届けていました。
■ひとが集まり、交流が生まれるまちへ 「まちづくり研修会」を開催
町では、令和6年度に町内で実施された、さまざまな「まちづくり活動」の取り組みを発表する「まちづくり研修会」を2月25日、久米南町コミュニティセンターで行いました。
この日は、令和6年度まちづくり支援事業の採択団体をはじめ、5人の地域おこし協力隊、つながる大学連携事業による3大学(就実大、岡山理科大、中国学園大)が、それぞれの活動報告や取り組み事例を発表。
会場には町内外から約50人の観客が訪れ、数々の熱心な取り組みの発表に、耳を傾けていました。