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■[9/6]おかやま希望学園創立30周年記念式典
吉備高原のびのび小学校で、同校と希望中学校を運営する、おかやま希望学園(高谷)の創立30周年記念式典が開催されました。希望学園は、全国的にも珍しい全寮制の小中併設校として、不登校などに苦しむ子どもたちを受け入れ、自立を支援しています。
当日は、德光(とくみつ)理事長から「皆さまに支えられ、この日を迎えることができました。目まぐるしく変化する時代の中で、子どもたちと次への一歩を歩みだして行こうと、職員一同、心を新たにしています」とあいさつがありました。その後、希望中学校Lifeマイスター学級の生徒によるバンド演奏が披露され、最後は児童・生徒全員で、校歌などを斉唱しました。
また、式典終了後には、高梁市出身のプロマジシャンであるSORA(ソラ)さんがゲストに招かれ、マジックショーを披露。本格的なマジックの数々に、子どもたちは驚いたり、笑い声を響かせたりと、夢中になって見入っていました。

■[8/30]「○○のへそ」が大集合!令和7年度「全国へそのまち協議会」総会
「岡山県のへそ」である吉備中央町で、「全国へそのまち協議会」令和7年度総会が開催されました。
この協議会は、全国各地で「へそ」「中心」「まんなか」などを名乗る自治体によって平成9年に設立されました。北は北海道から南は沖縄までの全国9市町村が加入し、交流を深めながら産業や文化の振興を図り、活力と魅力ある地域づくりに取り組んでいます。
総会では、各自治体の代表的な観光物産展の事例を紹介したほか、地域活性化などについて情報交換を行いました。その後、岡山県の中心点である岩倉公園(上田西)などを視察し、同日に行われた「第34回吉備高原鬼伝祭」のステージにも出演し、PRを行いました。この様子は、本紙31ページに掲載しています。

■[9/7]帰ってきた!主基田(すきでん)の案山子(かかし)まつり
豊野地内の主基田で、「帰ってきた!主基田の案山子まつり」が開催されました。これは、豊野地区が県の「おかやま元気!集落」支援事業の一環として、岡山県立大学デザイン学部建築学科の学生たちを地域に受け入れるようになったことをきっかけに、学生たちの提案を受け、8年ぶりの再開となったものです。
当日は、主基田周辺のあぜ道に、町内の事業所や個人、団体が作成した31体の案山子が並びました。祭りのオープニングでは、プロマジシャンのSORA(ソラ)さんがゲストに招かれ、マジックショーを披露。会場内では、県立大学の学生による「ミニ案山子づくり」のワークショップや、きびアプリのブースなどが並びました。町内外から集まった来場者たちは、収穫時期を迎えた田園風景を楽しみながら、さまざまな趣向を凝らした案山子を見比べたり、写真を撮ったりと、楽しく過ごしていました。来場者には一人一枚投票用紙が配られ、人気を集めた案山子は優秀作品として表彰されました。案山子はその後一週間設置され、主基田周辺のあぜ道を彩りました。

■[9/14]主基田(すきでん)収穫祭
豊野地内の主基田で、稲が刈り取り時期を迎え、収穫祭が開催されました。珍しい円形のこの田では、平安時代から、天皇の即位の儀である「大嘗祭(だいじょうさい)」に献上する米を栽培してきたと伝えられています。
当日は、地元の主基田保存会員の他、加賀西小学校や岡山県中山間地域支援センターから応援が駆けつけました。初めに「主基田伝承地」の石碑の前で神事が行われ、手作業での刈り取りがスタート。地元の女性陣の手作り弁当による昼食の後、田の中に稲の乾燥のための「穂木(ほぎ)」が組み立てられ、刈り取った稲が次々と架けられました。大変な作業でしたが、皆でわいわいと、楽しい秋の一日となりました。