くらし シンポジウムで見えてきた「これから」の20年

2月2日(日)、クリスタルアージョで開催された第3次安芸高田市総合計画シンポジウム「安芸高田市のまちの未来を若者と語る日」。藤本市長と18人のパネリストが集まり、市の魅力をさらに高めるための意見を交わしました。未来を担う若者たちと共に、安芸高田市の未来を描いていきましょう!

■高校生が描く地域の魅力化へのアイデア
吉田高校1年生の有志たちで、「中途半端がちょうどいい、ちょっといい街あきたかた」を掲げ、郡山城跡のホテル化や移住促進を計画しました。SNSやリアルでの発信を重ね、多くの人に興味を持ってもらいたいです。この提案を完成させるまで試行錯誤の連続で大変でしたが、それ以上に楽しかったです。地域への思いが強くなり、自分たちの手で未来をつくりたいという気持ちが芽生えました。

■挑戦者とサポーターの連携市のポテンシャルを最大化
◇挑戦者
地域おこし協力隊
ミッション:ふるさと納税PR
金廣 愛璃さん
地域の人と出会い、思いに触れるたびに、この仕事の意味を感じています。体験を通じて地域の魅力を感じてもらえる返礼品を作りたいです。

◇挑戦者
地域おこし協力隊
ミッション:ジビエ肉加工品
中村 博之さん
鹿肉の魅力を伝える活動をしてきました。これからは鹿だけでなく、地元の農産物も取り入れながら、この土地らしい料理を生み出していきたいです。

◇挑戦者
地域おこし協力隊
ミッション:高校魅力化
松川 拓馬さん
高校の魅力化とは、生徒が「この学校が好き」と思えることだと思います。彼らの「やりたい」をカタチにし、生徒全員が輝ける場を作りたいです。

◇サポーター
安芸高田市地域法人協議会 会長
本多 正樹さん
行動を起こし、情報発信や情報収集を行うことで、次の展開を進めることができます。何かを動かす、企画するには、まず一歩踏み出すことが必要だと感じています。

◇サポーター
安芸高田市商工会青年部 常任理事
熊高 順八さん
お互いを肯定し認め合うことで楽しく活動する環境が作れると思います。仕事も遊びも飛び抜けた人との新しいつながりを持つことが、地域発展のために必要だと感じます。

■各分野のフロントランナーが思う安芸高田市らしさを未来へつなぐために
◇フリーアナウンサー/子ども環境管理士 久保田夏菜さん
地域のつながりに助けられながら子育てをしています。子どもに体を使って伸び伸び遊んでほしいとの思いから、安芸高田市ならではの自然と触れ合える体験の場を提供しています。このまちが好きという気持ちが、安芸高田市を次世代につなげる力になると思います。

◇NEXTひろしま神楽プロジェクト代表理事 下岡 佑也さん
「NEXTひろしま神楽プロジェクト」を立ち上げ、コロナ禍での活動を模索してきました。神楽は伝統を大切にしながらも、お祭りとして地域に元気を与える素晴らしい文化です。市民が神楽を自分ごととして自慢できるコンテンツに発展させていきたいです。

◇安芸高田市国際交流協会 事務局長 稲田 幸久さん
安芸高田市の人々の根源的な優しさを生かし、外国人が住みたいまちNO.1を目指しています。市内の約1,100人の外国人たちは地域に活力をもたらしてくれていますが、彼らは孤独感や不安を抱いています。それをテーマにした映画を制作し、共に歩む未来を作りたいです。

◇歴史民俗博物館 副館長 秋本 哲治さん
安芸高田市は毛利元就の聖地と見られており、それは不変です。その価値を認識し、さらに活用するべきではないでしょうか。市民一人一人が「元就ブランド」の発信者になってほしい。地域の歴史文化を継承し、次世代に伝えることが市の未来の基礎となります。

◇サンフレッチェ広島ユース三矢寮 寮長 稲田 浩さん
このまちはユース出身者にとって特別な場所です。これからも、スポーツの健全な発展に取り組むまちであり続けてほしいと願っています。また、外国人との交流などを通じて地域の多様性を深め、みんなで未来を紡いでいくことが大切なことだと感じています。

■パブリックコメントを実施します
第3次総合計画策定に向けた意見を募集します。
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問合せ:政策企画課 企画調整係
【電話・お太助フォン】42-5612