くらし 市長コラム 希望の風(市長の部屋)

■64年ぶり開催 関門連携市民野球大会(後編)
下関にあるはずの優勝盾がなぜか門司に。前田市長から「返してほしい」と言われた北九州市の武内市長は…。

「前田市長、高杉晋作の太鼓を返してくれたら考えましょう(笑)」
この返しには驚き、思わずのけ反ってしまいました。幕末の戦争で高杉晋作が小倉城から持ち帰って、上新地町の厳島神社に飾られているあの太鼓のことです。ユーモアのある方だなぁと思いましたが、はいそうですね、と言葉を返すわけにもいきません。
「武内市長、そんなことをしたら下関市民は黙っていませんよ。もう一度野球大会を開いて決着をつけましょう!」
「望むところです。ぜひ!」
という水面下の(熱い?)やり取りがあり、両市の軟式野球連盟をはじめ多くの方のご協力を頂き、3月22日、無事に大会が開催されました。小学生、中学生、そして社会人の部で3試合を戦い、下関市が2勝1分けで見事に勝利!
勝ち取った優勝盾は、多くの方に見ていただけるよう市役所1階エントランスに展示しています。本当に大きくて、古くて、立派なので、皆さんぜひ見に来てくださいね!
関門連携、面白く、ワクワクするようなチャレンジを行って、皆さんの住みよい生活につながるように、取り組んでいきたいと思います。