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■宜野湾市と姉妹都市提携を結びました
▽姉妹都市提携の経緯
岩国市と宜野湾市は、平成26年の岩国への米軍機移駐をきっかけに、行政も民間も一体となってさまざまな分野で活発な交流を続けてきました。
平成28年に岩国市議会で姉妹都市縁組を求める決議が可決されたことから、市民交流を深めつつ、提携に向けた検討を進めてきました。令和5年7月には、姉妹都市提携を目指して交流をさらに広げていくことを確認しました。その後も両市は互いの市を訪問し、意見交換を重ねるなどして交流を深めてきました。
令和6年度は、中学生のオンライン交流、それぞれの市での物産販売や観光PR、さらには民間団体や市民同士の文化・スポーツ交流など、多岐にわたる実績を積み重ねてきました。
こうした背景のもと、令和7年1月に宜野湾市から正式に姉妹都市提携の申し入れがあり、岩国市も2月4日にこれを合意しました。

▽姉妹都市提携協定式
7月1日、宜野湾市民会館大ホールで「宜野湾市・岩国市姉妹都市提携協定式」が行われ、岩国市からは市長をはじめ市議会議員や関係団体の代表者が出席しました。
約600人が参加した式典では、宜野湾市文化協会による演舞から始まり、両市の紹介動画の上映、提携協定書の署名、市旗交換、酒合わせの儀、市歌斉唱が行われました。
その後、宜野湾市長、岩国市長、両市議会議長による挨拶があり、沖縄空手の演武が披露され、宜野湾市副市長の閉式の言葉で締めくくられました。また当日はライブ配信も行われ、岩国市役所でも副市長をはじめ多くの関係者が式典を視聴しました。
今後は、両市の特色を活かし、市民同士の交流や往来がさらに推進するよう取り組むとともに、活気あるまちづくりを目指していきます。

◆岩国市長 福田 良彦
今年度、岩国市は合併20周年、岩国沖縄線就航10周年を迎えます。この記念すべき年に姉妹都市提携を締結することができ、誠に喜ばしく思っております。これまで⻑年にわたり、交流を積み重ねてこられた多くの両市の市⺠の皆様の熱意と御尽⼒に深く感謝の意を表します。
宜野湾市は、かつては琉球王国の政治・経済・⽂化の中⼼であり、現在は沖縄県内有数の都市型リゾートエリアとして発展しています。異なる歴史や⽂化・環境を持つ両市であるからこそ、お互いの特性を⽣かし、共に活⼒あるまちづくりにつなげていくことができると考えております。
この姉妹都市提携が架け橋となり、両市の絆がますます深まり、さらなる交流に発展していくことを祈念しております。

◆宜野湾市長 佐喜眞 淳
岩国市とは、平成26年8⽉に⽶軍普天間⾶⾏場から⽶軍岩国⾶⾏場へ空中給油機(KC-130)15機全機を移駐したことがきっかけで交流が始まりました。平成28年3⽉の岩国錦帯橋空港から沖縄線が新たに就航したことも後押しとなり、これまで、商⼯、観光、⽂化、スポーツ、教育など様々な分野で両市の交流が⾏われてきました。
姉妹都市提携を迎えられるのも、これまでの交流に携わってこられた多くの皆様のご尽⼒の賜物にほかなりません。その中でも、昨年7⽉ご逝去された松川正則前市⻑の熱意が姉妹都市提携につながったものと考えております。
今後も両市が様々な分野でのそれぞれの特徴を活かした交流を通じて、理解と友好関係を深め、お互いの発展のために協⼒してまいりたいと思います。

◇宜野湾市の紹介
宜野湾市は、沖縄県本島中南部に位置し、北には北谷町、東には中城村、南に浦添市と面しています。那覇空港から車で約30分、高速道路のインターチェンジにもつなぎが容易な沖縄本島の中部および北部を結ぶ交通上の重要な地点に位置しています。
美しい海に面する宜野湾市の西部は、沖縄コンベンションセンターを中心に宜野湾港マリーナやトロピカルビーチなど観光資源が集積しています。近年は大型商業施設やコンドミニアムホテルがオープンするなど、都市型リゾート地としての発展を見せています。
沖縄とアメリカの文化が混ざり合った、独特の味わいを楽しめる宜野湾市。アンティーク家具や雑貨を扱うショップ、オシャレなカフェも点在しています。また古き琉球を知ることのできる名所旧跡も豊富なほか、水量豊かな湧き水や多くの生き物が生息する大山湿地など、自然環境も魅力の一つです。
イベントでは、沖縄県内有数の祭りのひとつ「宜野湾はごろも祭り」や、日本一早い花火大会の「琉球海炎祭」、市の特産品を一堂に集めた「産業まつり」、そのほかにも宜野湾らしさあふれる祭りやイベントが多数開催されます。
今夏、姉妹都市提携を記念し、岩国市民を対象として、宜野湾市の施設でマリンスポーツなどのアクティビティ利用料が割引されるキャンペーンを実施しています。
人口:10万270人
面積:19.80平方キロメートル
(令和7年6月末時点)

問合せ:都市交流室
【電話】29-5211