子育て 栽培漁業センターだより

YouTube・Facebook
情報発信中!

■~小さな新入生が上関小学校にやってきました!~
6月4日、上関小学校に、とてもかわいい新入生が入学しました。その正体は全長2.5cmのマダイと全長1.2cmのクルマエビたち。マダイは、上関町が「町の魚」として定めた町を代表するお魚、そしてクルマエビは町の特産品です。このマダイとクルマエビを上関小学校の児童たちに約40日間、育ててもらいます。育てた後は、7月9日に卒業式と題して海へ放流をおこなってもらいます。
この取り組みは、上関小学校の「ふるさとを愛する心を育み、地元の海を学ぶ学習」の一環と栽培漁業協会の「海を豊かにする活動と地元特産品の上関車海老を知ってもらう」ために毎年行われているものです。入学式当日、児童たちは、お兄ちゃんとお姉ちゃんとして、マダイとクルマエビの教室移動をお手伝い。やさしく展示用の円形水槽に移す姿が印象的でした。水槽の中の小さなマダイとクルマエビを見て、「かわいい!」「大きくなってね!」と、子どもたちの目がキラキラと輝いていました。今日から頑張って育てるぞと意気込みが伝わってきて、あたたかい気持ちになりました。この日の様子は多くのテレビ局にも取材していただき注目を集めました。インタビューでは、「嬉しいです!」「頑張って育てます!」と笑顔で答える児童たちの姿が頼もしかったです。
そして6月23日には、飼育20日目の中間測定を児童たちと一緒に行いました。マダイは全長2.5cmから4.6cmへ、クルマエビは全長1.2cmから3.7cmへと成長してくれていました。毎日頑張ってお世話をしている児童たちのおかげで、順調に大きくなっています。卒業式まであと少し。残りの時間も、じっくり観察しながら、ふるさとの海や命の大切さを学んでほしいと思います。(柏原)

問合せ:(公社)山口県光・熊毛地区栽培漁業協会
【電話】62-6030【FAX】62-6033