くらし 徳島市総合計画2025スタート

本格的な人口減少・少子高齢化社会を迎える中、徳島市においても、さまざまな分野における人手不足の深刻化、物価高騰や自然災害リスクの増大など、さまざまな課題が顕在化してきています。
こうした課題を的確に捉え、解決していくため、今後のまちづくりの指針となる「徳島市総合計画2025」を策定しました。

◆遠藤市長からのメッセージ
新たなまちづくりの指針として策定した「徳島市総合計画2025」が本年4月からスタートしました。
この計画では、目指す将来像を「おどる街 つながる笑顔 水都とくしま」と定め、「将来にわたって持続可能なまちづくり」、「安心して暮らせる強靱なまちづくり」、「多様な幸せを実現できるまちづくり」の3つの基本理念のもと、県都にふさわしい魅力と活力にあふれ、子どもからお年寄りまで、誰もが自分らしく躍動し、誇りを持って住み続けることができる、笑顔の絶えないまちづくりを進めていくこととしております。
この計画の推進に当たりましては、行政のみならず、多様な主体との連携が不可欠であり、そして、何よりも皆さまと一緒に、市民目線で課題解決に取り組んでいくことが重要でございますので、皆さまの一層のご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。

◆計画の構成
◇基本構想(基本理念、将来像、政策など)
令和7年度からおおむね10年後を展望

◇基本計画(成果指標、施策など)
前期(令和7年度~令和11年度)、後期(令和12年度~令和16年度)

◇アクションプラン(具体的な事業、各指標の現状値など)
計画期間は基本計画と同様とし、毎年度見直し

◆3つの基本理念
・将来にわたって持続可能なまちづくり(Sustainable(さすてぃなぶる))
・安心して暮らせる強靱なまちづくり(Resilience(れんじりえんす))
・多様な幸せを実現できるまちづくり(Well-being(うぇるびーいんぐ))

◆6つの政策
(1)魅力あふれる都市空間の創造
人口減少が進行し、人口密度の急速な低下が想定される中、地域の生活サービスを維持し、全ての人が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、「コンパクト・プラス・ネットワーク」のまちづくりに取り組みます。

(2)持続可能な徳島経済の創出
地域資源を活用した観光振興などでの外貨の獲得や企業の成長支援などにより地域経済を活性化するとともに、企業などの生産性向上や域内での経済活動の活発化・域内経済への波及促進など市内需要の増加に取り組みます。

(3)安全安心な生活環境の整備
市民の生命と財産を守り抜くため、災害時を想定したインフラ整備や地域防災力の向上、また、防犯対策の推進、消費者教育の普及などに取り組みます。

(4)生涯健やかな暮らしの実現
誰もが住み慣れた地域で健康的に、また、心穏やかに過ごせるよう、多様な主体と連携しながら自助、共助、公助によるセーフティネットの維持・強化に取り組みます。

(5)こどもまんなか社会の推進
常に子どもの最善の利益を第一に考え、家庭環境や発育状況、障害の有無や国籍などに関わらず、誰一人取り残さない子ども・子育て支援や教育環境の充実に取り組みます。

(6)誰もが活躍できる場の提供
一人ひとりの考え方や生き方が尊重される社会の土壌を育むとともに、文化芸術やスポーツ、まちづくりなど、それぞれが望む分野において、誰もが活躍できる場の提供に取り組みます。

詳しくは、徳島市ホームページをご確認ください。

問い合わせ先:企画政策課
【電話】088-621-5085【FAX】088-624-0164